約 2,512,833 件
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/52.html
◇???×港町の空腹ルシェです。 ◇ちょっとしたネタバレアリ(ハノイに会った方はOKです) 「また…きてください…絶対に…!」 一体何度聞いたセリフだろうか? その言葉に含まれている意味は、とうに理解はしているものの、未だに自分の幼く未熟な心は揺さぶられる。 彼女の名前は聞いたことがない。だが、『港町の空腹ルシェ』と言えば大半の冒険者は分かるであろう。(これはおそらくではあるが語尾に『ニャ』と付ける宿屋のルシェよりも認知度は高いのではないのだろうかと思う) 道具屋を開いている彼女は行く人来る人に懇願の眼差しを向け、少しでも情が有ろうものなら、何も買わなければ彼女の潤んだ瞳に罪悪感を覚え、ついつい、いらぬ物まで買ってしまうのだ。 ‥‥誤解しないでもらいたいがこの『マナ水』は必要だから買ったのだ。決して、決してあの娘に会うために着たわけではない。 話がずれたが、そんな彼女の姿は実はワザとではないかと疑う人もいる。気持ちは分かる。私も一瞬だが疑ったがその線は薄い。いや皆無だ。 私は『アイゼン皇国』で生まれ、貴族の跡継ぎとして育った。 だが、金や体面に執着する父母や、飢え苦しむ貧民街の現状を知り、自分の出来ることを見つける。或いは得るために冒険者の道を選んだ。 彼女の目はあの時、私が貧民街を初めて歩いた時に出会った子供の目と同じであった。間違いない。 無論、実験もした。ある日、『アゴート揚げ』や『はちみつうーろん』等を買って彼女に渡し、 「先日の礼だ。あげるよ」 と言ってみた。 (嘘は言っていない。以前、どうしても『パロメディ』が欲しくて、頼んでみたら後払いで一つくれたのだ) すると一瞬目を丸くし、おずおずと「いいの?」と如何にも涎を垂らさんばかりの顔で俺をいや、『アゴート揚げ』を見つめながら聞いてきた。‥‥俺はアゴート揚げ以下か? 「当然だ。いいよ」と答えると嬉しそうに食べ始める。三人分の量は瞬く間になくなり、食べ終わった彼女は心底うれしそうな笑顔でこう言った。 「ごちそうさま~えへへ」 不覚にも齢二十余でときめいてしまった。 それ以降、一週間に一回のペースでここに来ては、それこそ、北の『ネバンプレス帝国』に始まり、『カザン共和国』、『ミロス連邦国』、果ては『サイモン村』や我が故郷『アイゼン』の名物を彼女に持ってきてあげている。今度は南の国に行ってみようと思う。 だが、最近困ったことがあるのだ。どうも彼女の魅力に気付いたらしい馬鹿野郎がいるのだ。確か紫がかった色の髪をしたインテリらしき冒険者だった。近々告白するらしい。 さて、ここまで永く長い話をしたのは他でも無い。これだけ話せば俺が言いたいことが分かってくれたと思う。頼む。どうか俺に協力してくれ! 【クエスト『人の恋路を邪魔する奴は‥‥』が発生しました】 【恋する男】 「君達‥‥受けてくれるのか‥‥! いや、すまない。こんな変なクエストを受けてくれるとは思わなかったんでな」 「報酬の1000Gは本当だ。前払いで500G渡しても良い」 【リーダーはその提案をやんわり断った】 「何? 必要ない? そうか、そうだな。君達の噂は聞いている。東大陸の帝竜を二頭も倒したそうじゃないか。更に様々なクエストをクリアしていると聞く。信用しよう」 【依頼人は椅子から立ち上がり、出口に向かう】 「依頼内容を話すにあたっては確認事項がある。ちょっと宿屋までついてきてくれ」 ◇◇◇ 「彼女こそ、僕のラヴを受け取ってくれるはずだ! あの無垢なる笑顔の何て素敵なことだろうか! あぁ‥‥罪深い人だ!」 【隣の部屋から聞き耳を立てないまでもハッキリと聞こえるであろう、大声で叫んでいる男を、コッソリとドアから見ている五人】 「見えるか? あれが先日言った馬鹿野郎だ。あのままだと近い内に絶対告白するだろう。依頼はそれを阻止して欲しいんだ。 非人道的以外なら何でも良い。とにかく、何としてもアイツを食い止めてくれ」 【依頼人はそう言うと何故か壁の方へ静かに体を向けた】 「‥‥俺にだって、本当はこんな事をしなくてもとっとと俺が告白すれば良いって事ぐらい分かっている。 だが、俺はやっと、彼女の知人というポジションになる事が出来たんだ。それを失いたくない事は君達にも分かってくれると思う。 だが、今度会った時、俺は告白する! 俺も男だ。彼女の優しさにつけ込んでダラダラと先延ばしにするよりも、当たって砕かれて! サッパリとしてやる!」 【依頼人は静かにこちらへと視線を戻す】 「期間は一週間後の午前。次の土産話をするためにここに戻ってくる。それまで抑えていてくれ。頼んだぞ! アイゼンまで俺は一旦戻る。それまで抑えていてくれよ! では!」 ◇◇◇ 一日目 「さて、準備は整った! いざ、行かん! 僕のラヴを伝えるためにぃいい!」 【グィ】 「え?」 【ビターン!】 「ぐはぁ!? な、何だ? 何で僕は転んだんだ? ぐっ‥‥こんな泥だらけの格好じゃ僕のラヴの全てを伝えられないじゃないか‥‥仕方ない、今日は諦めよう‥‥だが、明日こそ必ず! 僕のラヴを! あの方にぃいい!」 二日目 「さぁ、今日こそ僕のラヴの全てを渡す! 待っててくれ‥‥僕のディスティニーぃい!」 【先回りして】 「何か‥‥買って下さい‥‥え‥‥? 私に‥‥用がある‥‥?」 【|>はい】【いいえ】 「分かりました‥‥宿屋に向かいましょう‥‥後‥‥すいませんが‥‥」 【? という様子で彼女を見る】 「食べ物を‥‥持ってませんか‥‥?」 【しばらくして‥‥】 「こんにちは。今日は貴女にお伝えしたいことがってあれ? いない‥‥どこいったんだろう‥‥はっ! さては僕のラヴをみんなの前で受けるのが恥ずかしさ故に逃げてしまったんだな! 待っててくれ! 今行くよ! 僕のディスティニーぃい!」 【この後も息のあった四人により、何とか交わし続け、時は約束の日となった】 (いやだって本当に一週間もこんな事書いてたら身が持たなうわ何する止めr) 一週間後 「ど、どうなった!?」 【ここ最近の現状を話す】 「そうか‥‥ありがとう。こんな願いを聞いてくれて‥‥俺は今から彼女に会いに行く。見たいんだったら見ても良い。君達には見る義務は無いが権利はあるからな」 【男は覚悟した顔付きになった】 「‥‥では、また会おう!」 【男はゆっくりと威厳溢れる姿で歩いていった。見ますか?】 【はい】【いいえ】 【|>はい】【いいえ】 「いらしゃいませ‥‥あ‥‥お久しぶり」 「あぁ、久しぶり‥‥元気だったか?」 彼女――名を知らない彼にとっては彼女としか言いようがない為、彼女は『彼女』である――は、彼――くどいようだが、名を知らない彼女にとっては彼としか言いようがない為、彼は『彼』である――を見つけると、少しだけ、口元を緩ませた。 「うん‥‥それで‥‥」 「あぁ、ちゃんと持ってきたよ。今、とり出すからさ」 「‥‥うん」 彼女は彼の言葉に少し目線を残念そうに下げる。その表情に彼は気付き、自分が何かしてしまったのだろうかと不安になった。 「どうか‥‥したか? もしかして、朝ご飯食べたばっかりだったとか?」 その言葉に彼女は少し驚いたいや、反射して普段では絶対出さない大声を出す。 「う、ううん! あの、そうじゃなくて! あ‥‥その‥‥何でも、無い‥‥」 そんな彼女の様子に彼は少し、苦笑いして、「‥‥そうか」と呟く。 「食べたくないなら貰ってくれるだけでも良い。コレは俺が勝手にやっていることだからな」 彼の言葉に彼女は何か言いたそうに顔を上げたが、何も言わずにゆっくりと頷いた。 「‥‥ところで、その、最近何かあったか?」 「‥‥?」 「いや、何かいつもより元気が無いみたいだからさ」 他の客がいたら「この子はいつも元気がないよ」と言うだろう。 だが、長い事彼女の色々な表情を見てきた彼にとってみればいつもと違う事は大体分かるのだ。 「何も、無かったけど‥‥」 「そうか、ならいいんだ。っと、忘れてた。ほら、今日はアイゼンの『まんじゅう』というヤツだ」 「!」 彼が取り出した『まんじゅう』という甘い匂いをした食べ物に頭上の耳をピーンと伸ばし、目はキラキラと輝き、口からは今にもよだれが垂れそうである。これで犬の尻尾が有ればちぎれんばかりに振るうだろう。 「今日はあまり、客も来ないみたいだし、後でその、一緒に‥‥食べないか?」 恥ずかしがりながらの彼からの提案に少し意外だなと驚いたものの、すぐに彼女は首を縦に振った。 「! そ、そうか。えと、その、長旅をして直ぐに来たから汚いだろうし、体、洗ってくるよ。じゃあ、お昼にまた!」 「え? ‥‥あ、あの」 本当は体は洗ってから来たのだが余りにものプレッシャーに彼は焦り、彼女が呼んでいるにも関わらず、凄い勢いで店を出ていった。 「‥‥えへへ」 誰もいなくなった店で彼女は幸せそうに笑う。『まんじゅう』が美味しそうだと言うこともあるが、彼女にとってそれは二番目でしかない。 (嬉しい‥‥でも‥‥ズルいなぁ‥‥私) 【ギィ‥‥】 そこまで考えて、店のやや古い木の扉が開く音を聞いて彼女は――こんな締まりの無い顔を誰かに見られるわけにはいかないのだ――身を引き締めた。 そこにいた人物は冒険者にしてはやや小綺麗な姿から察するに、おそらくメイジだろう。そしてその手には可憐な花が沢山――それこそ、手に持てるかどうかというぐらいの量の花があった。 そしてその人物は歯がキラッと光らんばかりの笑顔をした。 ◇◇◇ 「逃げちゃ駄目だ‥‥逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ!」 彼はブツブツと宿屋の裏で自分自身に言い聞かせるように呟やいている。 そんな純情な彼を四人は暖かく見守っていたのだが、そろそろ約束の昼だ。じれったくなった一人が、石ころを勢いよく彼の背中に投げつける。 「逃げちゃだっ!? ~~っ! だ、誰だ! 今、俺に向かって何かした奴は!」 叫ぶものの当然誰も何も言わない。 「ったく‥‥ってあぁ! もう昼頃じゃないか! くそっ! こうなったら腹をくくるしか‥‥!」 彼はようやく店へと向かった。それを追いかける四人。水をくむ女性はそれを面白そうに見ていた。 ◇◇◇ 彼は店の前で立ち往生していた。その顔はさながら帝竜に初めて出会った冒険者のようだった。 (腹をくくれ! 今日こそ‥‥今日こそ告白するんだ! 彼らの協力を無駄にはしないためにも‥‥! よし、行くぞ!)「よぅ、待たせた「あぁ君のなんたる美しいことか! それこそ、他の娘に比べたら月とすっぽん! 君こそこの世で最も美しい!」 彼は凍った。迂闊だったのだ。約束は今日の午前まで。午後にあいつが来る可能性をすっかり忘れていた。彼はそのまま何もできずにただ突っ立っていた。 「あの‥‥」 「あぁ‥‥何も言わなくても結構です! 貴女のその顔を見れば全て分かります! あぁ、貴女は罪深い人だ。そんなに私を困らせないで下さい」 言ってることが支離滅裂だ。だが彼には何もできなかった。その男は続ける。 「きっと貴女は恥ずかしがっているのでしょう! こんな衆目の面前で恥ずかしがり屋の貴女はラヴを言うことなんて出来ない。そうでしょう!」 「‥‥私には‥‥好きな人がいるんです」 「えぇそれは――! え?」 「!?」 男は大袈裟な身振りのまま凍り、彼は彼女の言葉に息を呑んだ。――もしかしたら、自分では? 期待を抱きながら彼女の言葉を待った。 「それは‥‥どのようなお方で‥‥?」 「私の‥‥命の恩人です。私は‥‥私は彼以外、好きになることなど‥‥ありえません」 いつもよりハッキリと静かに言う彼女にコレは彼女の本心だろうと確かに感じた。感じたが、同時にそれは『分かった』。知りたくなかったこと。そして可能性として考えていた事。 「彼は‥‥私が幼い頃、魔物から私を助けてくれたんです‥‥身体を張って‥‥」 彼と彼女の出会いは一月前、この関係はただの彼の気紛れから始まった。 「私は彼こそが、私の命‥‥いえ、全てを捧げるべき存在だと、私は感じました」 彼の記憶には幼い頃、魔物から誰かを助けてやった事など無い。つまり―― 「だから‥‥貴方の好意は‥‥受けられません」 ――彼女は自分を好きなどではない。 彼は自分の足元が、瓦解したとハッキリと感じた。そして、理解した。彼女は自分に振り向かないと――。 「そうですか‥‥分かりました‥‥」 ここまで言われては、熱い告白をした男も流石に引き下がった。 そして出て行く途中、立ち尽くしていた彼にぶつかった。 「あぁ‥‥すまないね。今‥‥出ていくよ」 それだけ言うと、男は背中からフロワロでも生えそうな様子で出ていった。 「‥‥!」 彼女は先の言葉にやっと彼がいることに気づき慌てふためいた。 「あ‥‥あの‥‥!」 「あ‥‥あぁ、その、ゴメン。急用が入ってさ、お昼は一緒にできそうもないから‥‥ゴメン」 「! ま、待って‥‥!」 彼は逃げ出すように店を出ていった。彼女が呼んでいたのが聞こえたが、今あの場所にはいたくない。ただそれだけが彼の頭に入っていた。 ◇◇◇ 「あぁ‥‥君達か」 彼は夕暮れ時の海岸で呆けていた。 「すまないな、君達の協力を無駄にしてしまって‥‥これ、やるよ」 【『不器用な旅人のお守り』を手に入れた】 「それ、彼女が‥‥『食事のお礼です』って‥‥くれたんだ‥‥だけど‥‥もう、必要‥‥ないからさ‥‥」 四人の誰もが、彼を元気づけようと様々な言葉で慰めたが、彼は静かに、無表情で言った。 「どっちみち‥‥俺は彼女に干渉し過ぎたんだと思う。たまに、そんな素振りが見えていたからさ‥‥あの時も‥‥いや、もう止めよう」 彼は静かに立った。その目はフロワロで埋め尽くされた海を見ているようだったが、よく見ると、その瞳は何も移していないことに四人は気がつく。 「俺は少し、旅に出るよ‥‥砂漠にいると‥‥忘れられないから‥‥どっか‥‥山奥にでも行こうと思う‥‥クエストが完了した旨は伝えておくよ。世話になったな‥‥」 彼は覚束ない足取りで立ち去っていった。 途中、立ち止まり、誰に言うわけでもないのに、彼は誰かに語るように呟いた。 「そう言えば‥‥俺は彼女の名前も知らないんだったな‥‥ハハハ‥‥とんだ、妄想野郎だな。道化だよ‥‥ハハハ‥‥ハハハ、ハハ‥‥ハ‥‥」 【クエスト『人の恋路を邪魔する奴は‥‥』を完了した】 ◇◇◇ 四人はやりきれない想いを胸に抱いたまま、とりあえず、足りなくなった道具を買い足すために道具屋へと向かった。 「あ‥‥! ‥‥いらっしゃいませ」 先程の事もあり、四人は何だか目を合わせ辛くなったので早々と立ち去ろうと商品を手に取り、レジに置いた。すると。 「‥‥冒険者(ハントマン)ですよね‥‥?」 彼女は急にそんなことを訪ねてきたと思ったら、驚く事を言ってきた。 「お願いです‥‥! どうか、私を‥‥私を貴方達のギルドに入れて下さい!」 彼女の普段を知っている人からは考えられない迫力に四人は事情を聞くことにした。 ◇◇◇ 質素ながらも一通りの家具が揃った一軒家。四人は彼女を落ち着かせた後、彼女の自宅へ送り、今に至る。 「‥‥すいません‥‥取り乱してしまって‥‥」 彼女は頭上の耳を垂らした。一人が彼女に説明を頼んだ。もう一人は彼女の耳をにやけながら見て、隣の仲間に小突かれた。 「実は‥‥私、失恋してしまったのです」 彼女は静かに語り出した。 ◆◆◆ 私は‥‥アイゼン皇国の出身で‥‥幼い頃、ある貴族の使用人として雇われました。 私の主人は、その、乱暴で‥‥私はストレス発散の為、様々な事をされてきて‥‥ヒドい時は寒い日に‥‥いえ、これは‥‥関係なかったですね。 九つになった頃、私は‥‥買い物に行く途中にある貴族と、出会いました。 彼は‥‥その時、十ぐらいだったと思います。薄汚れた私と違って‥‥凛々しく、綺麗な‥‥そう、綺麗としか私には言い表せない‥‥。 そんな彼に私は、その‥‥あの‥‥一目惚れを‥‥した、のです‥‥。 ‥‥身分が違うことは分かっていました。使用人と貴族何て、お伽話じゃない限り、無理だって事は‥‥。 それでも、私は‥‥私は彼と‥‥一緒になりたかったんです。 例え‥‥彼に妻が出来ても‥‥彼の下で働けたらどんなに幸せでしょうか‥‥。そう、夢見たこともありました。 そんなある日、主人は‥‥野盗に襲われて‥‥亡くなりました。 私は解雇され‥‥その、運良く、身寄りのない老夫婦の養子となり‥‥今、ここにいます。 そして最近‥‥その貴族の方が、何故かこの近くまで来ていて‥‥しかもたまにですが、私に会いに来てくれていたのです。 それからは‥‥毎日が幸せでした。辛い日も彼がまた来てくれるなら、そう思えば、私は頑張れた‥‥。 しかし、今日‥‥来てくれた彼に対して、私は、‥‥傷つけてしまった。 多分‥‥もう会いに来てくれないと思います。いつもなら、私に一言、交わしてから帰りますから‥‥。 私‥‥彼に謝らなきゃいけないんです。彼が私を嫌っていてもいい‥‥。せめて‥‥別れてしまうならせめて‥‥! 彼に‥‥謝罪と‥‥お礼の言葉を言いたいんです‥‥。 お願いです。私を‥‥貴方達のギルドに連れていって下さい。彼は冒険者で、色々な場所を行き来すると聞いています。貴方達に付いていけば‥‥ここで待っているよりも、彼に会える可能性は高い‥‥そう考えています。 ‥‥帝竜を倒したギルドだと、私は風の噂で聞きました。老若男女、分け隔てなく、接していて、信用あるギルドだとも‥‥貴方達がそうなんですよね‥‥? 私には‥‥大した物なんてありません。お金も、ほんのちょっとしか‥‥。 ですが、どうか‥‥どうか私の願いを‥‥叶えて下さい‥‥お願いです‥‥もう一度だけでもいい‥‥彼に‥‥会いたいんです‥‥! お願い‥‥! 【クエスト『貴方に会った、その日から‥‥』が発生しました】 「貴方達は‥‥」 彼女にクエストを受理した旨を伝えると顔を綻ばせ微笑んだ。 「受けてくれたんですか‥‥? あ、ありがとうございます‥‥! では、今準備して来るので‥‥」 四人の内の一人はふと、この店はどうするのかと彼女に尋ねる。 「それは大丈夫です‥‥義姉さんが暇そうらしいので」 それだけ言うと、彼女は自宅へと向かっていった。 ◇◇◇ 「ふーん、アンタ達があの有名な? もっとこう、妖怪みたいな奴だと思っていたけど、へー。 あ、そうだ! ねぇ帝竜ってどんなの!? やっぱり厳つくて、怖がった? カザンには沢山の冒険者(ハントマン)がいるって本当? ミロスの女王様ってどんなんだった? メイドって隠しジョブなの? あ、他にさぁ!」 彼女の義姉はまるでリアクトが常時発動したかのように、ずっと俺のターン状態だった。 「あの‥‥義姉さん‥‥?」 「あぁ! もう急に冒険者になるなんて最初は私も吃驚したけど、事情が事情だから仕方ないとして、お姉ちゃんは可愛い妹が心配何だからね! 辛くなったら帰ってきてよ? あ、お土産は何でも良いわよ? あ、でもちゃんと『彼』は捕まえてくんだからね! 後、朝ご飯はちゃんと食べんのよ? 体も洗いなさいね? 嫁入り前なんだから顔とかに傷をつけちゃ駄目なんだからね! 他に――」 ◇◇◇ それから知らない人にホイホイついてっちゃ駄目よ? きっとソイツはのんけだって食っちゃうんだから! 耳をピクピクさせちゃ駄目よ? 男はみんな獣耳に弱いんだから! あ、それから「えと‥‥義姉さん?」 「え? 何?」 「冒険者の方々が‥‥」 義姉が彼女の目線の方へと目をやると、四人は地面に絵を描いたり、しりとりをしたりしていた。 「あ、ごめんなさいね~てへ☆」 「‥‥」 義姉は漸く話を終えて、彼女は簡単な鎧などを付けて四人に準備完了を伝える。 「じゃあ‥‥行ってきます。義姉さん」 「うん、いってらしゃい。あ、最後に一つだけ良い?」 「‥‥?」 義姉は彼女に近づくと、しっかりと彼女を抱きしめ、彼女だけに聞こえるよう、静かに呟いた。 「気をつけてね。私はずっと‥‥待ってるから」 「‥‥うん、分かったよ‥‥お姉ちゃん」 ◇◇◇ 「はぁ~、あの子がまさか旅に出るなんて思いもしなかったな~」 一人いなくなった家の中で義姉は呟いた。 「ま、恋心にはかなわないからしょうがないんだけどね」 パリッと、煎餅を食べながら、義姉はまた呟いた。 「‥‥淋しいなぁ」 ズズッと、煎餅を食べた後冷茶を飲み、ほぅと溜め息を吐く。 「でも、ま、可愛い妹の為だからね☆」 ギィと木の椅子から立ち上がり、店へと向かう。 「さて、お仕事お仕事! いっちょ、一肌脱ぎますか!」 ◇◇◇ 「どうでした‥‥? 義姉さんは」 四人は苦笑いしながら元気な人だと、当たり障り無い感想を述べた。 「そうですね、でも‥‥正直、義姉さんは五月蝿いと思ったでしょう」 三人はまた苦笑いし、まぁねと一人が答えて、隣の一人がソイツの足を思い切り踏んだ。 「私も‥‥そう思います‥‥。 私、喋るの苦手ですから‥‥いつも、義姉さんが一方的に喋るんです」 彼女は微笑みながら語る。 「五月蝿いと思った日もありました。喧嘩した日もありました。‥‥でも」 彼女は目線を下に向け、ゆっくりと喋る。 「私‥‥義姉さんの‥‥お姉ちゃんの‥‥『妹』、なん、です‥‥血は、繋がって、なかった、けど‥‥『妹』、なんです‥‥」 彼女は瞳に涙を溜め、肩を震わせ、途切れ途切れ喋る。 「コレは、私のワガママです。それでも‥‥お姉ちゃんは笑って見送ってくれました。 ‥‥私は戦う事はできません‥‥貴方達の荷物になることは分かっています。 でも私は‥‥私はどんな事があっても、お姉ちゃんを悲しませたくないんです。 だから‥‥もう一つ、私のワガママを聞いて下さい」 彼女は涙を拭い、四人に向いて、頭を下げ、静かにハッキリと喋る。 「私は私のできることをします。なので‥‥私を守って下さい。私は‥‥死ねないんです。お願いします。私のワガママ‥‥聞いてくれますか?」 四人は一瞬、それぞれ顔を見合わせ、再び彼女を見て、当然と答えた。 「‥‥ありがとう」 彼女は柔らかに笑い、そこにいた四人共、彼が惚れた理由を何となく察した。
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/83.html
##ネタバレ(ほとんどオーラスまで)注意!## 以下、指標を簡単に。 すごく:複数プレイ・着エロ わりと:SM やや:百合・陵辱・サブタイ関係ないな Chapter3 [信念 Faith] あの戦いのことは、できれば多くは語りたくない。そも、語れることもほと んどない。竜としての能力をほぼ限界まで解放した俺は、自分があそこで何を したのか、まるで覚えていないのだ。ヴァイスとシュヴァルツにリンクして戦 闘記録を読むことは可能だが、とてもその気にはなれなかった。 俺が言えることは、ただひとつだけ。勝ったのは、俺たちだ。 そして俺は今、H国の政府が経営する病院――の近くの安宿で缶詰になって いる。「敵」の攻撃がカガリに集中した結果、彼女は大きな怪我を負って、今 は病院の集中治療室にいる。辛うじて一命はとりとめたとはいえ、元来彼女を 守るのが俺の最大の仕事のはずだ。戦闘のさなかに理性を吹っ飛ばした俺には、 その基礎の基礎を保つことすらできなかった。 俺は言葉にできない自己嫌悪を噛みしめながら、かといって何ができるわけ でもなく、ぼんやりとテレビを見ていた。虚ろな笑い声が響く、深夜のバラエ ティ番組。きわどい水着を着た若い娘が、小麦粉の中に埋められた飴玉を口で 拾っている。 発作的にテレビを殴りつけようとして、辛うじて堪えた。これ以上備品を壊 したら、いくら「政府が秘密裏に支援するエージェント」だからといっても、 宿を追い出されかねない。俺は深呼吸しながら、右の拳を左手でねじ開け、チ ャンネルを変えてみる。 歌番組。 スポーツニュース。 グルメと旅。 前世紀に作られた映画。 子供向けアニメーション。 どこを見ても戦争の気配はないし、そもそも人類が陥っている危急存亡を感 じさせる画面すらない。 ――もしかしたら、本当は世界の大部分はこんなふうに平和で、俺たちだけ がごくごく閉ざされた世界で決死の戦争をしているのかもしれない。そうでな いという保障が、どこにある? 俺は脳裏によぎった思いに慄然として、叩きつけるようにテレビを消した。 馬鹿げている。世界の真実は極限状態ともいえる戦争であって、作り物はこっ ちだ。こっちの、はずだ。 俺は安っぽいベッドにどさりと腰を下ろすと、両手を膝につき、悲惨と陰惨 を詰め合わせられるだけ詰め合わせたかのような日々を思い出そうとする。幼 い子供が巨大な竜に向かって石を投げ、両足を失った兵士が自分が無くしたの は膝から下だということを聞いて安堵の表情を浮かべる、この世の地獄のこと を思い出そうとする。だがその記憶は、再放送が繰り返されすぎたメロドラマ のようで、どうしてもリアリティを伴わなかった。 ゆっくりと、上体をベッドに沈める。ベッドはギシリと嫌な音を立てたが、 こんなに柔らかで暖かな空間に横になるのは、もしかすると初めてかもしれな い。そしてこれが、この国の日常であり、この国の平穏なのだ。それを、文字 通り命を賭けて、ギリギリのところで守っている連中のことを、本当に俺は否 定できるのだろうか? ドアをノックする音がした。俺は起き上がると通路に対して遮蔽が取れる場 所に立って、枕元に置いてあったリモコンのような機械でドアロックを解除す る。ドアの鍵なんてドアまで歩いていって開け閉めすればいいじゃないかと思 ったものだが、使ってみると悪いものではない。本来の用途からは離れている 気もするが。 扉を開けて入ってきたのは、ヴァイスとシュヴァルツだった。二人とも野戦 服を脱いで、ドレスシャツにスカート、ふんわりとした大きめの帽子と、比較 的カジュアルな格好をしている。街の様子を偵察すると言っていたから、現地 に最も溶け込める服装に着替えたというところだろう。普段とは逆に、ヴァイ スが黒系、シュヴァルツが白系でまとめているせいで、脳が煮えそうになる。 「こんばんは、シンラ……。その、報告に」 「歯切れが悪いな。まあ、入れよ。入れって堂々と言えるような部屋でもない が、そこはお互い我慢しよう」 「はい。失礼します」 二人はどこかもじもじとしながら部屋に入ってきた。この宿は素晴らしくあ りていにいうと、ラブホテルというやつだ。俺の部屋はそのなかでも「特殊な 趣味を持った紳士淑女用」らしく、これはどうなのかなと思うような物体が並 んでいる。 「で、カガリの容態は?」 「安定しています。このぶんならば3日後には完全に回復する見込みです。正 確な時間は不明ですが」 「中央はアクセス拒否か」 「はい。Center of Military Intelligenceは昨日から私たちのアクセスを拒 否しています。最低限の計測処理およびローカルでの同期処理は可能ですが、 CMIのサポートが必要な機能は事実上死んでいます」 「予想の範囲だ。安心しろ、それで俺たちの戦闘力が決定的に低下するわけじ ゃない」 「はい。ただ、その」 「何だよ」 「あの……」 「不安なのは分かるが、消耗戦をしなければいける。自信を持て、ここまで深 くH国に浸透できたのは俺たちが初めてなんだ。CMIとのリンクが切れている のも、切れているからこそヘイズに感知されずに済んでるってことを忘れるな。 このまま一気にヘイズを叩く。奴らが対策を講じる前に、だ。 ヘイズを叩いてしまえば、この国に他の竜が攻撃を仕掛けるまでの時間的猶 予ができる。この国には、地力はあるんだ。エメルならばこれまでの行きがか りなど完璧に無視して、この国を橋頭堡にして攻勢をかけるだろう。最終的に この国が受ける損害は最小で済ませられる」 「ええと……はい、シンラの計画は杜撰ですが、現状ではそれ以外にこの国の 決定的な崩壊を食いとどめる手段はないと思います」 「杜撰ときたか」 「すみません」 「見通しが甘いのは認めるが、大局として間違っちゃいないつもりなんだが」 「ええ、その、ええと、そうではなくて」 「おいおい、はっきりしてくれよ。さっきから随分らしくないぞ」 「あの……。CMIへのアクセス遮断によって私たちが失ったのは、量子コンピ ューティング能力だけではないんです」 「わかってる。対精神汚染防御だろ」 「はい」 「不安定なのは自分でも認めるが、まだまだなんとかなる範囲だ。急いだほう がいいのは間違いないが」 「そこは、信用しています。でも、あの、ええと……」 「じゃあ何だよ」 「……私たちも、精神汚染防御の閾値に限界が、きているんです……」 「はあ?」 沈黙が落ちた。ヴァイスはもじもじし続け、シュヴァルツは顔を真っ赤にし ている。 「すまん、物凄く察しが悪いのが自分でもわかってアレなんだが、それに、な んだ、お前らに何かとんでもないことを言わせようとしているような予感もあ るんだが、それはそうとして、俺にも分かるように説明してくれ」 ヴァイスの耳がパタパタとはためく。興奮したとき独特のしぐさだ。 「ええと、ですね。わたしたちには、その、猫の遺伝子が導入されているんで す。それで、聴覚や暗視能力、運動能力が飛躍的に向上していますが、あの、 CMIの援護がないと、その、猫の――うう、本能的な生理サイクルの影響も受 けてしまう……です」 「分かった。よく分かった。クソ、なんてこった」 「そそそそれで、私は、その、一応いろいろ経験もあるので、なんとか自分で 処理しようと思ってたんですけど、でもその、現地民間人を拉致とかあり得な いですし、かといって帽子を被ったまま和姦とか考えられませんし、それにい ま妊娠してしまうわけには」 「処理ってお前」 「で、で、問題がもういっこあって。あの、わたしは、いいんです! その、 最悪、なんか道具とかこの宿舎で見つけちゃったから、その、あの、もう我慢 できなくって、さっきちょっとお風呂で、その、少し解消とか、その」 「解消ってお前」 「シュヴァルツなんです。困っちゃったんです。彼女、経験がないんです。サ カっちゃう時期にCMIの援護がないのも初めてで、何から何まで全部初めてな んです。それで、どうしていいか分からなくて、でも本人に聞いたら、やっぱ り最初は男の人がいいって言い張って」 「……どういう用語集を買ってくれば、こういうときの対応が可能なんだ」 「『女性の求めをエロカッコ良く押しとどめろ!』ですかね」 「何だそれ」 「錯乱しました」 「医者に鎮静剤とかを処方してもらうのでは対処できんのか」 「この状態は1週間から1ヶ月くらい続きます。その間ずっと鎮静剤の投与とい うのは、無理です。電撃的な作戦遂行が必要な時期には、特に」 「で、何か、性交渉が行われれば、その時期は終わる、と」 「はい。その、一発ヤれば、おさまります」 「ストレートすぎる表現をどうもありがとう」 「たたたたた隊長が説明しろって言ったんですからね!」 「そこまでぶっちゃけろとは言ってねえよ。何だよこの全自動羞恥プレイは。 それよりシュヴァルツ。さっきからずっと黙ってるが、お前の本心はどうなん だよ。最長で1ヶ月程度なら、潜伏を続けるのも手だぞ。カガリだって少しは 休養させないといけない」 「……それは、ダメ、です。この作戦は、1分1秒でも、時間がかかるごとに、 幾何級数的に成功率が、低下、します」 「そういう問題じゃねえだろ。お前はこんなことでいいのかって話だ」 「あ、ああ、あの、ふつつかものですが、よろしく、お願いします……」 「変な辞書にアクセスしてるんじゃねえよ」 「うう……。で、でも、うう。 あの、カガリさんのことは、信頼してますし、大好きです。私たちが、こう やって戦える、のは、カガリさんがいてこそ、です。でも、ずっと――ずっと、 うらやましい、うらやましかったんです。シンラを独占、できるのが、とって も、うらやましいんです。 わたしは、何にも、知らずに、ここまできちゃいました。男の人とは、キス も、したこと、ないんです。でも、それは、シンラ、あなたを、あなたを最初 に見て、しまったからなんです。 お願いです。今夜限りで、もう、こんなことは、言いません。こんな我侭も、 こんな無茶も、言いません。お願いです。助けて。助けてください……つらい んです……苦しいんです……ずっと、ずっと……こんなことって……」 俺は盛大にため息をついた。 「いいか。俺が精神的に不安定なのはお前らが一番よく分かってるはずだ。今 だって、俺はかなり理性が軋んでる。お前らにしてみれば、それこそ望むとこ ろなのかもしれんが。 だがな、俺自身、突っ走り始めたらどこまで突っ走るのか、想像できない。 シュヴァルツ、お前が特に問題だ。何の経験もない小娘が相手にするには、下 から何番目かに悪い相手だ。それでも、なのか?」 彼女たちは微妙に怯えの表情を浮かべたが、それでも、揃ってこくりと頷い た。なんて――なんて馬鹿げた話だ。 「いいだろう。見たところ、それしか選択肢もなさそうだしな。まったく。カ ガリにバレたら殺されるぞ、俺は」 「す、すみません……」 「気にするな。あいつには俺からちゃんと説明する。あいつだって、任務と私 情を切り分けるくらいのことはするさ。それより、一線を越える前に、一つだ け聞いておきたいことがある」 「ななななんでしょうか。あのその私は経験があるといっても、片手で数えら れるくらいの、ノーマルな相手しか知りませんし、えええええSMとかアナル とかの経験はまだ」 「何を一人で突っ走ってんだよ」 「あれ。そこじゃないんですか」 「落ち着け。俺が聞いておきたいのは、お前らの名前だ」 「……え」 「ヴァイスとシュヴァルツはコードネームだろ。名前が『シロ』に『クロ』っ て、犬や猫じゃあるまいし。俺は、チームメイトを犯すんじゃなくて、俺を好 きになってくれた女と寝たい。お前らはどうだ」 「気持ちはありがたいのですが、本名の開示は軍規で固く禁じられて」 「何を今更」 「でででででも」 「……私は、グレイスです」 「シュヴァルツ!」 「シンラの、言うとおりよ、ヴィオレッタ」 「ふむ、ってことはヴァイスの本名がヴィオレッタか」 「わたし、たちは、双子の姉妹、でした。わたしが、ちょっとだけ、姉です」 「シュヴァルツ……」 「オーケー。じゃあ、はじめよう。グレイス、ヴィオレッタ」 おかしなこともあるものだ。俺の理性は、全力で状況を否定していた。だが ここまできて引き返すことなど、できるものか。 「さて、と。折角なんだから、忘れられない夜にしてやるよ」 俺はそう宣言すると、すばやくシュヴァルツ=グレイスの腕を取って逆手に 極める。そうして彼女をずるずると不思議な形をした椅子へと引っ張り、その 上に担ぎ上げた。俺もこの道の達人というわけではないが、さすがにこれの使 い方は見れば分かる。 おどおどしているグレイスの両手をベルトで肘掛けに固定し、両足をなにや ら特別なパーツにこれまたベルトで固定する。パーツの間隔を広げてやると、 彼女は自然とM字型に足を開く格好になった。もともと真っ赤だった顔がさら に朱に染まり、必死で膝を閉じようともがく。しばらくはそうさせておくとし よう。まずは、おいたをした部下へのお仕置きからだ。 「さて、ヴァイス君」 「は、はい」 「君は軍規に詳しいな」 「は、は、はい」 「俺の記憶が正しければ、任務中には自慰行為を含む一切の性的行為が禁止さ れていたと思うんだが」 「は……は、はい……あの……でも」 「でも? 偉くなりましたな、オペレーター・ヴァイスどの! 貴君は上官に 口答えしようと言うのか」 「い、い、いいえ」 「何だその返事は。口からクソを垂れる前と後には」 「さ、サー、ノー、サー!」 「聞こえんな」 「サー・ノー・サー!」 「白い淫乱娘さん、君はここに来る前に自慰行為を行ったと聞きましたが?」 「そ、その……」 「返事は」 「サー……イエス・サー……」 「聞こえんな」 「サー・イエス・サー!」 「重大な軍規違反だ。処罰が必要だと思わんかね」 「……サー……イエス・サー」 「よろしい。ではそこで豚のようにもがいているグレイスお姉さまと共有回路 をオープンしろ。防壁一杯までシンクロさせるんだ」 「そ、それは」 「急げ、急げ、この愚図が! それとも努力してこのザマか! 竜を殺す前に 戦争が終わっちまうぞ!」 「さ、サー・イエス・サー。共有回路オープン。シンクロシティを48%に上昇 させます。臨界まで12秒」 ヴァイス=ヴィオレッタの額にうっすらと汗が滲む。彼女はいま、自分自身 の感覚と同時に、心臓をバクバクさせながら椅子に拘束されているグレイスと 感覚を共有している。共鳴率48%はほぼ限界で、これを越えると自我崩壊の危 険性がある。統計で言うと、52%を越えたら確実にアウトだ。相手の感覚のほ うをより強く感じ取るなんて状況に、人間の精神はそう長くは耐えられない。 ま、本当は彼女らは49.8%までシンクロできるはずなんだが、そこは言わない ことにしよう。そんな非常事態専用の回線までオープンさせる必要はない。 ちなみに完全に余談だが、男女でシンクロしたままでセックスすると、それ はもう凄いことになるらしい。興味本位で試した奴は何人かいるが、俺たちの 間で一番有名な談話は「ナメクジの交尾に参加してる気分だった(タケハヤさ ん・職業:人類戦士)」であるあたりから、その惨状は推して知るべし。 「シンクロシティ47.6%。維持します」 「よろしい。さて貴腐人さま、貴女はどの道具をお使いになられたのですか?」 俺は部屋の戸棚に飾ってあった様々なグッズを床にぶちまける。言っておい てなんだが、俺にも使用法がさっぱり分からないものも多い。なんともはや。 ま、俺に分からなくて、こいつらに分かるってことはあり得ないだろう。あり 得ないことを祈る。 幸い、ヴィオレッタは躊躇いながら、床にしゃがみこむと、小さなプラスチ ックの器具を手に取った。ありふれたローターだ。助かった。 「俺はお嬢様のようなインテリじゃありませんので、それをどうやって使って いいのかわかりかねますね。実演してたいだけますか、ヴィオレッタお嬢様」 彼女はおどおどとしながら、小さな器具のスイッチをオンにした。羽虫が飛 ぶような音がする。彼女は風呂で自慰に至ったというが、こんな派手な音がす るものを使ったら同室のグレイスだって気が気じゃなかったろうに。未経験と いっても状況を推測する能力がないわけじゃないんだし、聴覚だって鋭敏なん だから、どんなにヴィオレッタが声を押し殺していたとしても……。 ちょっとの間、彼女は動悸を抑えるように左手で心臓の上に手を添えていた が、意を決したようにスカートをめくり上げ、ショーツの上からローターを秘 所へと押し当てた。途端に、椅子に縛り上げられたグレイスがひっと短い悲鳴 をあげる。 ほほう。想像した以上に面白いな、これ。 低い唸り音をたてる器具を、ヴィオレッタはゆっくりと秘所に這わせる。グ レイスは自分に襲い掛かる初めての感覚に、必死で首を振りながらよくわから ないうめき声をあげた。構わず、ヴィオレッタは自分の秘所をローターでまさ ぐり続ける。 「ヴィオレッタ、ああ、ヴィオレッタ、お願い、やめ、ああ、だめ、だめ」 グレイスは涙声になって哀願する。何を言ってるんだか。ここで止められた ら困るくせに。 俺はローターを2個手に取ると、グレイスの背後に回った。彼女が着ている ドレスシャツの前ボタンを、時間をかけて外していく。上気しつつある白い肌 と、ストラップレスのブラジャーがあらわになった。ほのかに汗の匂いと―― メスの匂いが漂い始めている。 ブラジャーのホックを外し、するりと抜き去る。綺麗に発達したバストが外 気に触れた。乳首は既に固いしこりのようになって、天を向いている。俺は背 後から乳首をつまみ上げると、やわやわと胸全体を揉みしだいた。新たな刺激 に、二人が同時にうめき声をあげる。そこそこの男性経験があるヴィオレッタ にとってこれは快楽の前兆だが、何もかもが初体験のグレイスには苦悶の体験 なのだ。それが二人に同時に降りかかっている。 適当なところで乳房への責めを終えると、俺は手元に持ってきていたロータ ーのスイッチを入れた。微細な振動を続けるそれを、ヴィオレッタの乳首にひ とつずつあてがう。ここまで唇を噛んでなるべく声を抑えてきた彼女も、これ にはたまらなかった。「あうっ」と一声叫ぶと、細いおとがいを宙へと突き上 げる。グレイスはもう声も出ないようで、酸素を求めて口をパクパクさせた。 活きの良い魚のように身体を痙攣させ始めたヴィオレッタを、背中からしっ かりと抱きしめる。彼女は俺のほうを振り返ろうとした。潤んだ瞳が俺を見る。 俺は軽く笑うと、彼女の唇に自分の唇を重ね、荒々しく舌を差し込んだ。貪る ように、彼女も自分の舌を俺の舌に絡めてくる。 ヴィオレッタはそのまま絶頂を極めようとして強くローターを自分の秘所に 押し当てたが、こんなところで勝手にイってもらっては困る。俺は彼女から唇 を離すと、ローターについていたクリップをつまみ、これ以上はないほどツン と突き立った乳首をクリッピングする。 「痛いっ! いた、痛い、です、隊長っ、あ、だめ、痛いっ!」 「いた、いたい、ああ、あああああ、ヴィオレッタ、痛い、シンラ、ダメ、ダ メ、痛い、ああ」 突然の激痛に、二人がまとめて悲鳴をあげた。俺は構わず、二つのローター がヴィオレッタの乳首にあたるように調整する。激痛と快楽が混濁し、二人の 女は悲鳴と嬌声をあげ続けた。 「まだまだオードブルだぜ。もうギブアップか」 笑いながらヴィオレッタの耳元で囁くと、椅子に縛られたグレイスがガクガ クと首を横に振った。「シンラ、ああ、シンラ、もっと、もっと、ああ、怖い、 なんだか、凄い、凄い、もっとして、ください」。 「お姉さんはずいぶんマゾッ気があるな。妹はどうだ」 ヴィオレッタは完全に涙目になって、荒い息をつきながら首を横に振った。 自分を慰めていた右手は、力なく投げ出されている。ローターだけがむなしく 地面で振動していた。 「痛いのはイヤか。どれどれ、本当かね」 俺はニヤニヤ笑いながらヴィオレッタのスカートを大きくたくしあげ、ショ ーツの内側に手を入れる。ショーツはもうぐっしょりと濡れていて、彼女の女 性自身はドロドロになっていた。俺はその裂け目にそって、やんわりと指を這 わせる。二人は同時に全身を引きつらせた。俺は手をショーツから引き抜くと、 ヴィオレッタの鼻先に愛液塗れになった指先を突きつけた。 「こんなにメス臭い匂いをさせてるくせに、イヤだとは恐れいる」 ヴィオレッタの顔が真っ赤になる。俺は体内の竜をほんのわずかに呼び覚ま すと、指先を鋭利な鍵爪に変え、ヴィオレッタのショーツを引き裂くと、素早 く鍵爪を元に戻す。うむ、変身技術がこんな使われ方をしていると知ったら、 開発者は三日三晩涙で枕を濡らすに違いない。 俺はヴィオレッタの両足を抱え、赤ん坊におしっこをさせるような姿勢で抱 き上げた。自然と彼女の秘所が曝け出される。痛みと快楽と羞恥が入り混じっ て、彼女は我を失っていた。俺はその姿勢のまま、椅子に拘束されたグレイス の近くまで彼女を運んでいく。 「グレイス、見ろ。これが男を何人も銜え込んできた妹のアソコだ。お前のと は全然違うだろう? 安心しろ、お前のも朝にはこうなってる」 グレイスはおどおどとしていたが、妹の淫らな花園に視線が釘付けになって いた。ヴィオレッタの顔は赤らむのを通り越して、青ざめている。 「よし、ヴィオレッタ。姉さんに指での自慰の仕方を見せてやれ」 ヴィオレッタは軽く息を飲んだが、従順に命令に従った。おそらく、もうほ とんど正常な判断ができなくなっているのだろう。むしろ下腹部への刺激の源 を失ったいま、快楽を自分で掘り起こしてよいというお墨付きを得た彼女は、 興奮するそぶりすら見せている。 目の前で、細い指先がぬぷりと肉裂に忍び込んだ。つかのま、中指で裂け目 を愛撫していたが、すぐに物足りなくなったのだろう。人差し指と薬指を自分 の内側に侵入させ、身体の内側をじっくりとこね回し始める。二人の表情が、 苦悶と快楽に歪む。そうなってようやく、ヴィオレッタは自分の指が姉の体内 をもかき回していることを思い出したようで、僅かに躊躇して――そして、悪 戯っぽく微笑むと、中指も一緒に深々と自分の内部へと打ち込んだ。絶叫にち かいグレイスの悲鳴があがる。 ヴィオレッタはその声にうっとりとしながら、さらに激しく自分の内側で指 を蠢かせた。やがて彼女は両手を動員し、ぐいっと膣口を広げてみせる。グレ イスはそのたびにじたばたと悶え、悲鳴をあげ、全身を痙攣させた。ふむ、妹 はSか。 やがて、ヴィオレッタの呼吸が浅くなり始めた。口がわななき、下半身が震 えている。絶頂が近いのだろう。いやいや、まだ早い。 俺はヴィオレッタの足を片方ずつ離して床に立たせると、彼女の両手をがっ ちりと掴んだ。高みに到達しようとしていた彼女はイヤだとか酷いとかわめき ながら、必死で腰をうねらせる。グレイスはゼイゼイと喘いでいたが、それで も快楽が途切れたことにどこか不安げな表情だ。 俺はヴィオレッタの頭をぐいと押し下げ、その両手をグレイスの開ききった 両膝につかせた。即座に、彼女はこれから何が起こるのかを理解する。俺は彼 女の期待にたがわず、両手をグレイスのショーツにかけると、力任せに引きち ぎった。さらけだされた秘所からは、妹のそれに似た、しかし若干淡い匂いが たちのぼる。グレイスは今更ながら羞恥に打ちひしがれ、俺と目線を合わせな いようにしようと横を向いた。だがヴィオレッタが、曝け出された姉の肉裂に 舌を這わせると、端正な顔は一気に喜悦に侵食される。 ヴィオレッタは姉の秘所を舌でちろちろと舐め、淡い翳りを楽しむように唇 を添え、ほころびひとつ見えない割れ目にわずかばかり舌を差し入れると、あ ふれ出してくる愛液を音をたてて啜った。グレイスは全身を圧倒する未知の快 楽に溺れ、その快楽はヴィオレッタに伝わる。ヴィオレッタは嗜虐の喜びに浸 り、その興奮はグレイスの悦楽をさらに掻き立てる。なんとも無駄のない永久 機関だ。 俺はヴィオレッタの背中をぽんと叩くと、ズボンのベルトに手をかけた。わ ざと大きく音をたててベルトを外す。ヴィオレッタの背中が期待と興奮に震え ているのがわかる。 残念。ヴィオレッタ君、ちょっとハズレ。俺はベルトを手に巻きつけると、 スカートの上から軽く彼女の尻を撃った。突然の痛みに、「あぐぅ」とか「は ぐぅ」とかいう悲鳴があがる。俺は無言でヴィオレッタの尻をもう一度撃つ。 彼女は苦痛に耐えながら、一層激しくグレイスの秘所を責めた。 もう一撃。また一撃。一発ごとに、悲鳴が丸みを帯びていく。ごぷっという 音がして、ヴィオレッタの足元に大量の体液が滴った。足が小刻みに痙攣して いる。 嗜虐の楽しみをそこそこに満喫したので、俺はズボンとトランクスを脱いだ。 息子はもう十分に元気になっている。今度こそ、と思ったのだろう。ヴィオレ ッタが腰を突き出す。 俺はヴィオレッタのスカートをめくりあげ、愛液でぐしゃぐしゃになった尻 のあたりを、肉棒でぺたぺたとはたいてみる。ヴィオレッタは悩ましげに腰を 振り、両足を広げた。 よし、じゃあもうちょっとその格好でいてもらおう。 俺は彼女のスカートを元に戻すと、ゆっくりとグレイスの頭の側に回った。 妹に延々と責められて焦点を失った虚ろな目が、俺の姿を写す。俺はグレイス の顔を掴むと、口を開けさせて、いきりたったイチモツを突き込んだ。彼女は 激しくむせたが、俺はゆるやかに彼女の口のなかで息子をピストンさせる。 ヴィオレッタが低く呻くのが聞こえる。彼女はいま、姉にクンニリングスを しながら、口のなかには俺のペニスを感じているのだ。混乱するどころではな いだろう。それでも、ヴィオレッタはすばやく状況に適応した――グレイスの 秘所にぴったりと口を押し付けると、フェラチオをするかのように吸い始めた のだ。グレイスはこれまでになく激しく悶え、息苦しさと初めて目にする男性 自身に圧倒され、めくるめく快楽に押し流されていた。初めての体験には、ち ょっと過激すぎたかもしれない。 つたないフェラチオを味わったところで、俺はグレイスの口からイチモツを 引き抜く。ヴィオレッタが大きく息を吐き、グレイスは壊れた玩具のようにゆ っくりと首を前後に振っている。 俺はギンギンに膨らんだ息子をブラつかせながら、枕元にあったコンドーム の箱を手に取った。箱をあけて銀色のケースに入ったそれを1つ取り出すと、 姉との行為に没頭していたヴィオレッタの頭を押し上げて、その手に取らせる。 「たいちょぅ、ゴムつきなんですかぁ……」 脳が溶けたような調子でヴィオレッタが呟く。 「アホ。最初の一回はゴムつきってのが相場だ」 「だってぇ……やっぱりぃ……ナマですよぉ……ナマがさいこーですぅ……」 「お前、今ままで全部ナマか」 「はぁい……あたしぃ……はじめてのひとは……げーのーかいのひとだったん ですよぅ……。しゃしんをとるときに……それでぇ……ハマちゃってぇ……」 「お前、本当にアホだな。広報部には芸能界あがりのクズ野郎が多いとは聞い てたが。よく妊娠しなかったもんだ。いいから、さっさとしろ。姉貴が冷めち まうぞ」 「ぁぁぃ……」 ヴィオレッタは舌の上にコンドームを乗せると、俺のイチモツを口に含みな がら、器用にゴムをかぶせていった。 「お前さ、どこで覚えた、こんなの」 「えへへぇ……こんなことにぃ、なったらいいなぁっておもってぇ、いんすと ーるしといたんですよぅ」 「本物のアホだな。まあいい。そら、さっさと姉貴にご奉仕しろよ。まずはお 前を犯ってやる。一度疑似体験すれば、グレイスも気が楽だろ」 「えへへ、やったぁ、うれしぃ……もぅ、さっきからぁ、じらさぇすぎてぇ、 あたまぉかしくなりそぅでしたぁ……」 「もう十分におかしい」 「ぷんぷん……ぉかしくなんてぇ、ないもんねぇ……びおれったはぁ……おか しくなんてぇ……ないれすよぅぅだぁ」 ふらつきながら彼女はもう一度グレイスの股の間に顔を埋めた。金魚みたい に口をパクパクさせながら天井を向いていたグレイスが、突如蘇った快楽に身 体を痺れさせる。ヴィオレッタは姉を愉しませながら、姉と共有される快楽に 酔い、そして全身を期待に震わせて腰を突き上げた。 俺はヴィオレッタのスカートの裾を彼女の背中にまでめくりあげると、人差 し指と中指を彼女の秘所に侵入させる。今更ながら、彼女は快感のあまり下腹 部を痙攣させた。まったく、自分でヤるのと原理的には一緒だろうに。 俺が指をピストンさせると、彼女もそれに合わせて腰を振る。身体の一番深 いところを突き上げられる衝撃に、グレイスが激しく身悶えた。俺とヴィオレ ッタはその様子を楽しみながら、さらに女陰を責める。 皺がよらんばかりにどっぷりと濡れた指を、ずるりと引き抜く。挿入の予兆 を感じたヴィオレッタは、ぐっと腰を突き上げる。だが俺は抜いた指を、彼女 の菊穴にじわりと差し込んだ。ヴィオレッタの背中が揺れる。 「た、た、たい、たいちょぅ、そ、そこ、ちが、ちが……」 「ん? 聞こえんな」 俺はやんわりと彼女の菊穴をマッサージする。やわらかく息を吹きかけ、少 しずつ、少しずつ、中指を差し入れる。ヴィオレッタの全身から、冷たい汗が 吹きだしているのがわかる。 「たい、ちょう……っ、たい、ちょう……っ、そこ、だめ、だめ、おねえちゃ ん、まだ、ひどい、それ、ひど、あうっ、ああ、あうううううぅ」 ヴィオレッタもだいぶ錯乱しているが、もっと酷いのはグレイスだ。彼女は 目を大きく見開き、自分の身に起こっていることを理解しようとして、果たせ ずにいる。菊穴の内側と、膣の内部、その未知の領域双方を同時に責められて いるのだ。理解できるほうがおかしい。 「ヴィオレッタ、ちゃんとグレイスのケアをしろよ。このままだとお前も姉貴 も痛いだけだぞ。姉貴をきちんと悦ばせていれば、お前だって気持ちがいいん だろ? なら、すぐにケツの穴でも感じるようになるさ」 「た、たい……ちょぅ……ダメ……むり、むり、で、すぅ……あぅぁぁっ」 「無理なもんか。カガリはすぐに馴染んだぞ。それとも、所詮、第三世代って のはこんなものなのかな」 「ひ、ひど……ぃ……ぁぅ……っ……」 ヴィオレッタはもう一度グレイスの秘所にしっかりと唇をあてると、強く吸 った。そして背後から襲い掛かる違和感と痛みを追い散らそうと、姉の愛液を 貪っていく。俺は彼女らの呼吸にあわせて、じっくりと菊穴を責める。少しず つ、少しずつ、二人の呼吸に熱さが伴い始めた。 俺はもう一本、指を増やす。二人の背中が跳ねたが、彼女たちはそれを受け 入れた。ゆっくりと抽送を繰り返す。そして、さらにもう一本。 いつしか、二人はアナルを犯される快感に溺れ始めた。正確には、彼女らが 感じている快楽は、ヴィオレッタがグレイスの秘所を犯している、その快楽だ。 アナルに刺さった指からは、痛みと違和感しか感じていまい。だが今の二人に、 その区別をつけるのは無理だろう。 頃合だ。俺はヴィオレッタのアナルから指を抜くと、すかさず自分のイチモ ツを押し当てた。一瞬の抵抗があったが、じわりと押し込むと、空気が抜ける 音をたてながら彼女の腸のなかに俺の息子が飲み込まれていく。 「息をつめるな、ヴィオレッタ」 ヴィオレッタは肩で息をしながら、アナルに突き込まれる痛みに耐えていた。 口はお留守になっている。そのせいか、グレイスはほとんど気絶寸前だ。 やむをえない。俺はまだヴィオレッタの乳首でぶらぶらしていたクリップつ きローターを外すと、クリップを元に戻して、ヴィオレッタの秘所にローター を押し当てた。途端にぎゅっと息子が締め上げられる。だから、息を詰めるな って言ってるだろうが。 軽くイラっときたので、俺はヴィオレッタのクリトリスを指で探り当てる。 さんざん自慰だのなんだので愛撫され倒されてきたそれは、いまなお固く充血 していた。俺は軽く彼女のクリトリスをつまむと、2個のローターで挟むよう に愛撫を始める。これは不感症の治療プログラムで使われることもある愛撫だ が、普通の相手にだってもちろん有効だ。とても、とても、有効だ。 果たせるかな、数秒もたたずにヴィオレッタが快楽の絶叫を上げた。グレイ スもそれにシンクロする。 「あああああっ……!! ああっ! あああっ! そ、すご、た、たいちょっ! そ、そんぁ、ああぅああっっ!」 「ひ、ひあ、ひぐ、ぐ、あう、あ、へんに、へんなの、シンラッ、へんになる、 あ、あああ、シンラッ、あああああっ」 「とっととイケよ。我慢すんな」 ヴィオレッタの耳元で囁く。 「ひ、ひぁ、ひあぁぁぁっ、イク、イキます、イク、イク、ぁあぁぁあっ、ダ メ、ダメ、ダメえええええええっ」 「うああ、へんなの、なに、これ、ああ、これ、だめ、だめ、おちる、おちる ぅ、ああ、あああ、いやああああああっ」 ヴィオレッタとグレイスの身体が激しく痙攣した。だが彼女らがちょっと暴 れた程度で、俺の腕力にかなうはずもない。俺はきっちりとヴィオレッタの腰 を固定し、ローターをあてがい続けた。 足が小刻みに痙攣し、細かな痙攣は腰に、そして腹部に伝わる。こうなった らもう止められないだろう。グレイスの手が椅子をぎゅっと掴み、ヴィオレッ タはグレイスの足首をしっかりと握り締める。 「ひ、ひぁ、イク、イキます、すごぃっ、イク、イクううううっ!」 「いやあああ、いや、いや、いや、いやああああっ、だめえええええっ!」 二人の絶叫が部屋に響き、そして同時に二人の身体からがっくりと力が抜け た。まだまだだよ、お嬢さん方。 「……ぁぅっ……な……ぁ……ま、また、イクよぅ、なにこれぇ、イク、イッ ちゃうよぅ、あああああっ、だめ、いやあああぁっ、また、あ、イクううう」 「う……うぁ……だめ……ダメ……ひ、ひいいいぃ、いや、いやあ、また、ま たくるぅ、また、だめ、もう、むり、むり、むりぃあああああぁっ」 絶頂の波に攫われた直後に、次々に絶頂が襲い掛かる。こうなるともう止ま らない。 「……ぅ……ぃ……くっ……イク……だ、だめっ、うあ、あ、ああああ、ああ、 ああああッ」 「いや……もう……いや……あ……ああ……あ……また……いや……いやあ… …いやああああッ」 「ふぁ……ま、まって、ダメ……ah... no... no, no, no, oh, ahhhh!」 「だ、だ、だめ……please... no... no more... no, no, no, noooo!」 彼女たちの言語処理野が飽和したようだ。自動翻訳機能が停止している。 “comin...comin....no.....no, oh, please...no...comin...” “no... no.. oh... no... god... no... oh my.... no....” 俺はローターを床に落とすと、一気にヴィオレッタのアナルを貫いた。二人 が同時に声にならない絶叫を放つ。 ヴィオレッタはグレイスの身体にもたれかかるように倒れた。全身、どこに も力が入らないようだ。いい具合に菊門の力も抜けているので、俺は彼女のア ナルをたっぷりと楽しむ。二人は目を見開いたまま、俺の動きにあわせて腰を 振っていた。オペレーターの象徴とも言える、鋭利な刃物を思わせる知性の煌 きはどこかに飛び去り、ただのメスになった二人を俺はじっくりといたぶる。 やがて、ぐっと射精感が盛り上がった。俺は歯を食いしばりながら激しくヴ ィオレッタの尻に腰を打ちつけると、二人は「ひぃ」とか「はぁ」とか繰り返 しながら腰をよじらせる。そして二人が極限まで高まったところで我慢を緩め ると、俺の愚息は大量の精液を吐き出し始めた。 しばらくして愚息が一段落ついたので、俺はヴィオレッタのアナルからイチ モツを引き抜く。ヴィオレッタが低く呻いた。コンドームを外し、ゴミ箱に投 げ捨てる。 ヴィオレッタは、完全に息も絶え絶えという様子で、ずるずると床に崩れ落 ちた。気絶しているわけではないし、眠ってしまったわけでもない。だが、半 開きになった口からは涎が滴り、目は1キロ望遠状態になっている。今しばら くは使い物にならないだろう。 俺はグレイスを拘束していたベルトを外した。彼女もまたぼうっとした表情 で天を仰いでいたが、直接犯されていたヴィオレッタよりは余裕がある。何も 知らない乙女にとっては、あまりにも刺激的過ぎたかもしれないが。 椅子からグレイスを抱き上げると、何も言わずに彼女の唇を奪った。彼女は 驚いたようだったが、おずおずと俺の舌に自分の舌を這わせてくる。俺とヴィ オレッタが交わしたキスの感触を覚えているのだ。 そのまま、しばらくキスを続けた。初めは戸惑っていた彼女も、少しずつ積 極的になってくる。十分に彼女がキスの味を知ったところで、俺は彼女から唇 を離す。二人の舌のあいだを、つつっと唾液の糸が伝った。 「……I... no, rebooting language setting... ready. 言語システムが飛 ぶなんて、初めてです……」 「お気に召してくださったようで」 「……ずっと、あこがれてました……カガリさんと、シンラが、キスしてると こを……こっそり、覗き見しちゃったり、とか……」 「そりゃまたどうも。でも、キスだけじゃイヤなんだろ?」 「は、はい……」 「しかしお前もアホだな」 「はい……」 「言語システムの再起動とかさ。どうせまたすぐぶっ飛ぶのによ」 「……え」 俺は彼女をベッドの上に放り出した。 「さて。覚悟はいいかな、お嬢さん」 まずは彼女の上にのしかかると、ゆっくりと胸を愛撫する。部屋に入ってき たときから気にはなっていたのだが、彼女はノーブラだ。俺はそこらへんを聞 いてみることにする。 「お嬢さん、どうしてブラジャーをしていないのかな。そんなにヤられる気マ ンマンだったってこと?」 「あ、あの、発情期が……突然、きてしまって……。初めてで……。胸の、あ、 あの、ええと」 「胸の?」事情は分かったが、ここは聞くところだろ。 「む、胸の、そ、その、ち……乳首が、ブラジャーに、あたって、しまって… …痛くて、その」 「こんな感じで、か?」 俺は服の上からでもわかる突起をぎゅっとつまむ。クリップで挟まれる痛み を間接的に味わってきたとはいえ、じかに触られるとなればまた違うのだろう、 彼女は下唇を噛んで痛みに耐えた。俺は執拗に彼女の乳首を撫で回し、つねり、 胸全体を愛撫した。少しずつ、少しずつ、彼女の呼吸が熱さを取り戻し始める。 「お姉さんのほうが、妹よりもサイズは小さめだな」 わざと意地の悪いことを言ってみる。が、事実なので否定もできまい。案の 定、彼女はぷいと顔を背けた。 「気にするなよ。揉まれると大きくなるって話、聞いたことないか」 「医学的じゃありません、そんな都市伝説」 「ふーん。なら、やめとこう」 グレイスはあわてて俺の方に向き直ると、俺の手をとって自分の胸に押し付 けた。 「俺にどうしてほしいわけよ」 「そ、その」 「どうしてほしいのかなー」 「う、うう、あの、もっと……して……くだ……さい」 「何をもっとすればいいのかなー」 「わ、わたしの、おっぱい……を……触って……」 「今だって触ってるだろ」 「さっき……みたいに……あ、愛してくだ……さい」 「もちろん愛してるぞ、可愛い部下のことは」 「だ、だか、ら……揉んで……ください……お願いです、やめないで……」 「何を揉めと」 「わたしの、おっぱいを……揉んでくださいっ……」 「ふーむ。おっぱいを揉んでほしいとはねえ。常に冷静沈着、気品と知性を兼 ね備えた美貌のオペレーターさまのお言葉とは思えませんな」 「い、い、意地悪っ。シンラの意地悪っ」 「はは、冗談だ。だがまあ、リクエストしていただいたからには、ご要望にお 応えしよう」 俺はたっぷりと時間をかけて、グレイスの胸を開発していった。そもそも、 ついさっきまでローターとクリップの刺激を強烈な快感とあわせてシェアして いたのだ。やわやわとした愛撫は、着実に彼女のなかの女を刺激していった。 ぼちぼちと柔らかな声が漏れ始めたところで、俺は片手を彼女のスカートの なかにもぐりこませ、剥き出しになった彼女自身に触れる。随分前からそこは ぐちゃぐちゃに潤っていて、いつでも男を受け入れられる体勢になっている― ―が、急ぐ必要はない。俺は押し殺したうめき声を上げ始めたグレイスの耳元 で、月並みな言葉を囁いてみる。 「おいおい、本当に処女なのかよ。初めてにしちゃあ、あり得ないくらい濡れ てるぞ」 「……そ、それは、その……」 「それは、何が、どの?」 「……シンラ……だから、です……」 「また変な辞書を入れたのか」 「え。あ、あの、さっき言語システムを再起動したばっかりですから、辞書関 係のリンク修復はまだしてないんですけど、もしかして、なんだかすごい…… 場違いなことでも言っちゃったんでしょうか」 「そうか。場違いってわけじゃないさ」 いやいやいや、正直これは結構クる。小説なんかで目にした日には吹き出し てしまう類の言い回しだが、俺の中で、折角だから優しくしてやろうという気 持ちと、折角だから徹底的にヤらなくちゃという気持ちがグラグラとする。折 角だからってのは、実に便利な言葉だな。 「そういえば、ヴィオレッタとの共有回路はまだ開いてるのか」 「はい。シンクロシティは29%くらいに低下していますが」 「調度いいかもしれんな」 「調度いい……?」 戸惑うグレイスをよそに、俺はまだあっちの世界にイったままになっている ヴィオレッタの身体をベッドへと運び上げた。まずは仰向けに転がし、テラテ ラと光っている陰唇の中に指を突っ込む。グレイスが額に皺を寄せ、ヴィオレ ッタは軽く喘ぎながら腰をよじった。 しばらくヴィオレッタの内側で指をピストンさせたあと、今度は彼女をうつ ぶせに転がして、もう一度指を挿入しなおす。ヴィオレッタが「むーん」と低 く唸った。グレイスの額には皺が寄ったままだ。俺はまた緩やかに指を動かす。 「さて、グレイス。最初のと、次のとで、どっちが痛みが緩かった」 「え……ええ……えと……二番目の……ときの……ほうが?」 「そうか。じゃあ、シンクロシティを上げろ。33%ちょいだ」 「は、はい」 俺はじっくりとヴィオレッタの内側を愛撫していく。微細な襞に指先を這わ せ、細かな凹凸を刺激した。ヴィオレッタはとろんとした目のまま、湧き上が ってくる快楽に浸っている。グレイスは体内を侵食される感覚にいまだ馴染め ないようで、苦悶と苦痛が入り混じったような顔だ。 俺はぐっと力を入れて、ヴィオレッタの身体の一番深い部分に刺激を与える。 「はぐぅ」とか不思議な声をたてて、ヴィオレッタの顎が落ちた。同時に、 グレイスが苦痛を訴える。 「妹は本当の色魔だな。ここで感じるってのは、相当ヤってきた証拠だ」 涙で潤んだ瞳で、グレイスが俺を睨みつける。 「心配すんなよ。だいたいアタリはついてきた」 指先をじりじりと入り口に向かって引いていく。ヴィオレッタがイヤイヤと 首を振った。今はお前のことは聞いてないんだよ、まったく。3/4くらい引い たあたりで、グレイスが軽く下唇を噛むのが分かった。ここか。 俺は同じ場所を執拗に責め始めた。小刻みに指を震わせ、指先で軽く叩くよ うに刺激し、少し強めに襞を擦ってみる。ヴィオレッタは「たいちょぅ……も っとしてぇ……おくにほしぃ」とか寝言を言ってるが、華麗にスルー。 グレイスの表情が、少しずつ切羽詰り始めた。苦痛の皺はどこかに消え去り、 目には怯えの影が見える。呼吸がいい感じに熱くなってきた。 「お姉さんはここが弱点なんだな。さ、気持ちがいいなら気持ちがいいって言 っちまえ。妹みたいに鳴けば、もっと気持ちよくなるぜ」 あらん限りの痴態を見せる妹を横にして、グレイスは快楽の淵に飛び込むこ とを躊躇していた。俺はわざと愛撫の手を止める。途端に、グレイスの表情が 変わった。彼女は何かを堪えるように下を向くと、妹を犯している俺の手に、 躊躇いがちに手を重ねる。 「……きも……ち……ぃ……ぃです」 「痛いって?」 「きもち……っ……い……ぃ、です……っ」 「そうか、そんな痛いのか」 「き、きもち、いい、ですっ! ああっ!」 グレイスの言葉にあわせて、俺は愛撫を再開する。うーむ。しかしまあアレ だ。処女の上付き・下付きの調査だとか、Gスポの探査だとかに感覚共有シス テムを使ったなんてことが知れたら、R Dでデスマーチしてる開発者たちは発 狂するんじゃなかろうか。 ――うむ、あれだ、人類の科学は戦争によって発達するという説があるが、 科学を普及させるのはエロ力(えろぢから。えろりょくでないことに注意)で あるという仮説もあってだね。前世紀におけるDVDの普及にせよ、インターネ ットの普及にせよ、エロ力なしにはここまでの急成長はあり得なかったという 論文がどこかにだな。 ……まあ、いいか。言い訳は、必要になってから考えよう。そもそも必要に なるのかどうかすら怪しいのだから。 最先端の科学技術をエロい目的に使って遊んでいるうちに、俺に装備された 最も原始的な主砲も再装填が完了したようだ。もっと激しくしてほしがってい る妹の秘所を指でやわやわと犯しつつ、俺の膝に額を乗せて快楽の波を堪えて いる姉を眺めるという図は、なかなかそそるものがある。 俺は左手の指でグレイスの顎をとらえると、俺のほうに顔を向かせた。切れ 切れに快楽を訴える彼女の口を、自分の口で塞ぐ。そうしながら、右手は一層 激しくヴィオレッタを責めた。グレイスは何かから逃れようとするように、必 死で俺の口を吸った。 さて、もう、十分だろう。 グレイスに、妹と同じ方向を向いて四つんばいになるように命令する。彼女 もこれから何が起こるのか、よく分かっている。不安そうな表情を浮かべなが ら、俺に尻を向けた。 「もっと高く尻を上げろ」 ヴィオレッタがくいっと腰をもたげる。お前じゃねえよ。 「尻を上げろ。足を開け」 意を決したように、グレイスが腰を上げ、僅かに足を開いた。 「足をもっと開け」 やはり羞恥が勝るのだろう。グレイスは躊躇っていた。俺はヴィオレッタへ の愛撫を止める。 「足を開け。妹のを見てれば、どれくらい股を開けばいいのか分かるだろうが。 それともここで切り上げるか?」 目の前で、ゆっくりと両膝の間が開かれていく。俺は愛撫を再開し、空いた 左手でグレイスのスカートをたくしあげる。彼女が軽く息を呑むのが分かった。 俺は右手をヴィオレッタの中に突っ込んだまま、左手でグレイスの腰をしっ かりと押さえつける。そして、熟れすぎたメロンのようになったグレイスの秘 所に、俺自身をぐいっと押し付けた。 「痛いっ! シ、シンラ、痛い、痛いっ! ひ、ひぃっ!」 うーむ、これだけ濡れてればそこまで痛くもないだろうと思ったんだが。と はいえ考えてみれば、これだけ感じているとはいっても、彼女の体の構造自体 は未通のままなわけで、そこに物理的に異物を挿入すれば痛みが勝るのもやむ をえないかもしれない。 と、姉の痛みがシェアされたせいか、ヴィオレッタがこっちに戻ってきた。 「はぅ……いたぃ……いたぁぃ……でも、だいじょぅぶだよぅ、おねえちゃん、 いたいのはぁ、さいしょだけだよぅ……すぐに、すごく、すっごく、きもちよ くなるよぅ……」 「ヴィオレッタ、そう思うならお姉さんをサポートしてやれ。そこで自分勝手 に腰を振ってるんじゃねえよ」 「ぁうぅ……びおれったも……おねえちゃんといっしょに……はつたいけん、 するです……いっしょがぁ、いいれすぅ……にゃんこみたいに……うしろから ……すてきですぅ……」 ダメだこりゃあ。俺はちょっとだけ嘆息すると、グレイスへの侵入を再開し た。痛い、いたい、が綺麗にユニゾンするが、彼女らが訴えるほど大きな抵抗 はない。締め付けはきついが、にっちもさっちもいかないというほどの感じで もない。ふふ、タケハヤ君、君とは違うのだよ、君とは。 それほど時間をかけることもなく、俺の息子はグレイスの体内に収容された。 グレイスは涙声になって痛みを訴えているが、ヴィオレッタは、いたい、いた いと言いながら腰をガクガクさせている。 俺はじわりと腰を引き、そしてまたじわりと腰を押し込んだ。男根の突起部 が細かな襞を刺激していくが、そんなことよりも今は異物感と圧迫感のほうが 強いのだろう。 「たいちょう……もっと……もっと、つよくぅ……つよく……ついてくださぃ ……」 「アホ。姉貴がぶっ壊れるぞ」 「だーいじょうぶれすよぅ……あたしの……おねえちゃんなんだもん……」 根拠があるんだかないんだか良く分からない断言をされる。いやいや、それ はまだまだ先のお楽しみだ。俺はヴィオレッタの訴えを無視して、あくまでも ゆるやかにグレイスの内側を抉り続ける。 そうやってじっくりと抽送を繰り返すうちに、グレイスの涙声に甘さが混じ り始めた。気をよくして、ピストンのストロークを長めにとる。最初の数回は 息を詰まらせていたが、すぐに馴染んだようで、今はもう犬のようにハッハッ と喘いでいる。 だいぶ動きに余裕がでてきたので、俺は事前調査しておいたグレイスの弱点 を重点的に責めることにする。グレイスは激しく首を振りながら、堰を切った ように「気持ちいい」を繰り返した。ヴィオレッタは、「初めてなのにそんな に感じるなんて羨ましい」とかなんとかブツブツ言っている。 そんな感じで、20分ほどゆっくりと腰を動かし続けただろうか。グレイスは 言葉が出なくなってきたようで、両肩をベッドに落とし、シーツを噛みしめて いる。細かく震え続ける右手がいい雰囲気だ。 「たいちょぅ、おねがぃ、おく、おくを、つよくついてぇ……っ! あたし、 こんな、ダメ、もっとほしぃよぅ、たいちょうぅ、ひどいよぅ……!」 ヴィオレッタが半泣きになり始めた。まあ、そろそろいいか。いくらゆっく りとしたピストンとはいえ、俺もそろそろいい感じに気分が高まっている。 「グレイス、そろそろいくぞ」 俺はそう宣言すると、返事を待たずに大きく腰を引いて、ぐんと強くグレイ スの身体の奥深くをえぐった。 「ひぎぃぃぃっ!」 不思議な悲鳴がシンクロする。なんだその声は、とか突っ込みを入れはじめ るときりがないので、俺は自分の性欲を満足させることだけに集中することに した。長いストロークで、激しく怒張を突き立てる。 こめかみの辺りが軽くぴくつきはじめた。ぐっと歯をくいしばって、がつん、 がつんとピストンを繰り返す。グレイスは目を大きく見開いて固く固くシーツ を握り締め、ヴィオレッタは激しく腰を振っている。 限界は唐突に訪れた。グレイスの胎内に、どっと俺の体液が噴出していく。 グレイスはぜいぜいと荒い息をつき、ヴィオレッタが「あうっ」と声をあげた。 俺は軽く抽送を繰り返して、残滓を吐き出す。 やがて息子が欲望を吐き出しきったところで、わざとゆっくりとグレイスの 中から引き抜いていく。グレイスが微かなうめき声を上げた。俺の息子も、グ レイスの秘所も、血と体液でぐちゃぐちゃになっている。俺はベッドの上にあ ぐらをかいて、「どうだった」と声をかける。 「すごぃ……すごかった……れすぅ……」 「お前の感想は聞いちゃいねえ」 「ひどぉい……」 「どうだ、グレイス。女になった感想は」 「……よ、よく、わかりません……」 「そうか。ま、そんなもんだな」 「あ、ああ、あの、でも……」 「ん?」 「嬉しかった……です……それから……あの……きもち、よかった……です… …。ありがとうございます、シンラ……」 「どういたしまして」。俺は苦笑を禁じえない。 ――が、ヴィオレッタは別の感想を抱いていたようだ。 「ずるーい! おねえちゃんだけ、ずるいんだぁ! いぃもん! おねえちゃ んなんかには、できないこと、やるんだもん!」 言うが早いか、ヴィオレッタは俺のイチモツを口に含むと、あり得ないほど 慣れた様子で舐め始めた。いやこれは……俺もプロに性欲処理をしてもらった ことはあるが……普通にその道で食っていけるレベルだ。思わずうめき声が漏 れてしまう。 俺の声を聞いて、ヴィオレッタは勝ち誇ったような表情になると、一層激し く息子をしゃぶり始めた。あっとういまに息子が元気になる。彼女は俺の男性 自身の太さと硬さを確認すると、笑みを浮かべてフェラチオを止めた。 「えへへへぇ、おねえちゃんには、こんなこと、できないもんねぇ……だ」 グレイスは妹の暴走っぷりにぽかんとした表情を浮かべている。フェラの感 覚は共有されているはずだが、さすがにここまで本人たちの技術差があると、 何が起こっているか理解できなかっただろう。 ヴィオレッタは張りを取り戻した俺の息子を片手で握ると、俺の上にのしか かって、ぎゅっと自分の陰部に押し当てた。そして、うっとりとした表情のま ま、腰を沈める。感覚共有をしていたグレイスが悲鳴を上げた。 「だめだよぅ、そんなおしばいしても……おねぇちゃん……もう、きもちがよ くなってるの……しってるんだから……」 俺を下の口で銜え込んだまま、ヴィオレッタは姉を抱き寄せ、俺の腹の上に 座らせた。重いな、クソ。ヴィオレッタは、腰を振りながら背後から姉の胸を 揉み、それからふっと息を耳の後ろに吹きかける。 「ひゃふっ!?」 グレイスが妙な声を出した。 「しってるんだもん……おねぇちゃん……ここがよわいんだよねぇ……」 ヴィオレッタは俺の分身を締め上げ、ねっとりと腰を動かしながら、姉の胸 と耳を責めたてる。何かを必死に堪えるような表情だったグレイスは、妹が耳 をぱくりと咥えたとたん、決壊した。首を大きくのけぞらせ、自分から妹にあ わせて腰を動かし始める。 「たいちょぅ……あたしのなか……きもちいぃ? ちゃんと……きもちいぃ?」 俺は曖昧に頷く。 「おねぇちゃんと……どっちが……きもちいぃ?」 そらきたぞ。 「そりゃお前、中古品よりは新築未入居のほうがいいに決まってるだろ」。シ レっと言ってみる。 「……!! ひっどーい! きづついたんだからね……きづついたんだからね ぇ……こーしてやるぅ! どうだっ!」 ヴィオレッタは綺麗に発達した腹筋を総動員して俺のイチモツを締め上げる。 グレイスが口の端から泡を吹きながら、ガクガクっと痙攣した。俺は急に高ま ってきた興奮を散らそうと必死になる。 「おねぇちゃんだってっ……もう、ちゅうこひん……だもんねーだ。でも、お ねぇちゃんには、こんなこと、できないもんねぇーだぁ」 ヴィオレッタはグレイスの両耳の裏をくすぐり続けている。快楽のあまり意 識が朦朧としているグレイスのバストを鷲掴みにすると、胸に走った痛みで彼 女はこっち側に戻って――そして再び悦楽の波に攫われる。 ……とまあ、そんな感じでヴィオレッタにもナカでのフィニッシュを強要さ れてみたり、 疲れ果ててグダグダになっているグレイスを二人がかりで責め立てて、勢い にまかせてアナルの処女も頂いてみたり、 3人でシャワーを浴びていたら、成り行きでピンクっぽい雰囲気が再燃した ので立ちバックで姉妹を交互に犯してみたり、 そうこうしているうちに、俺もちょいと疲れてきたので、三人で川の字にな ってベッドに横になった。時計を見てみると、そろそろ夜も明けようかという 時間だ。随分長丁場になったもんだ。 グレイスはもう半分眠っているようで、目がとろんとしている。ヴィオレッ タはまだ元気だが、軽く欠伸をかみ殺したのは見逃さない。俺もやや眠気を感 じたので、二人に腕枕を提供すると、そのまま眠ろうと思った。 が、眠りに落ちる寸前、ふとした疑問がわきあがる。 「……あのさ。寝る前にひとつだけ聞きたいんだが」 「ふぁ……なんですかぁ、たいちょぅ……あたしわぁ、もういっかいせんくら いならぁ、なんとかいけますよぅ」 「アホ。いやさ、お前ら、トシはいくつだ」 「れでぃーにねんれいをきくのはぁ、まなぁいはんですよぅ」 「いいから」 「……18です、シンラ。正確には、あと5分くらいで19になります」 「助かった」 「たすかったってぇ、たいちょぅ、どーいうしんぱいしてたんですかぁ」 「ロリコンの汚名は御免だ」 「えへへ、そんなにかわぃく、みえますぅ?」 「幼く見える」 「ぷんぷん!!」 「……マジな話さ。俺はガキを地獄に連れてきたんだと、ずっと思ってた。ま、 だからって許される選択でもないとは思うがな」 「シンラ……」 「ヴァイス、シュヴァルツ、正直なところを言ってほしい。この作戦の成功率 は、1%以上残るか?」 「……いいえ、シンラ。CMIの量子コンピューターを利用して計算できた段階 で、0.4%という数字でした」 「だよな。すまん」 「いいんです、隊長。わたしたちのことは、気にしないでください」 「思うのさ。世が世なら、お前らは人生を一番楽しんでる時期だ。お喋りして、 カフェを食べ歩いて、恋人を作って、ケタケタ笑って、くだらないメールに一 喜一憂して。そういう人生を送ってる人間だって、まだまだいるってのにな」 「シンラ、わたしたちは、志願して」 「だからさ。だから、まあ、なんだ。アホな指揮官ですまん。すまんついでに、 運が悪かったと思って――死んでくれ。俺やカガリや、エメルのためじゃなく、 ましてや防衛戦線だの、人類だのいうわけの分からん集団のためなんかじゃな く、脳みそスッカスカな恋バナだの、スイーツ食べ放題なランチバイキングだ の、そんな……そんな、くだらねぇ未来のために、死んでくれ」 「アイ・サー。武運を。とびっきりの、武運を」 「悪いな……しかしまあ、ハイティーンか……。 ああ、5分経ったな。ハッピー・バースディ、グレイス、ヴィオレッタ」 「ありがとうございます、シンラ」 「たいちょぅ、さんきゅ~でありますぅ」 俺は軽く笑うと、腕枕をしたまま二人の乳房に手を這わせた。 「シ、シンラ?」「たい、ちょう?」 「何キョドってんだ。誕生日ったらプレゼントだろ。寝るには早えぇよ」 さて、追撃戦といきますかね……。 (chapter4に続く) → イカルガ chapter4 ← イカルガ chapter2
https://w.atwiki.jp/7d2020-2/pages/93.html
CHAPTER2 標高238Mからの侵略者 ※このページはまだ書きかけです。 CHAPTER2 標高238Mからの侵略者 攻略チャート1.国会議事堂 2.六本木 腐食大瀑布 下流1階~下流8階 3.六本木 腐食大瀑布 中流18階 4.自衛隊駐屯区の改修 5.六本木 腐食大瀑布 中流29階~中流35階 6.六本木 腐食大瀑布 上流45階~大水源 CHAPTER2 クエスト他備蓄食料を回収してくれ! ムラクモ機関への質疑応答 発電機を探してください! 攻略チャート 1.国会議事堂 CHAPTER2開始に伴い武装拡張案LV3と居住区B改修案が増えています。 Dzが足りているのなら武装拡張案を採択しておきましょう。探索がぐっと楽になります。 居住区Bを先に改修すると、居住区Bに居るNPCたちのこの期間のセリフが聞けます。 本部に向かった後だとセリフが変化するので、この期間のセリフが聞けるのはかなり短期間です。 気になる人は改修してみるのも良いでしょう。 改修案 報酬 必要条件 必要Dz 武装拡張案 LV3 新製品の追加 LV2を改修済 7Dz 『居住区B』改修案 ステルスLv2 居住区Aを改修済み 5Dz ムラクモ本部へ。 選択肢は、会話変化のみです。 選択肢 結果 勝手を言うのもいい加減にしろ! ストーリーが進行する そんな提案に誰が乗ると? ストーリーが進行する 外へでて救助マークが出ているところ全て回りましょう。 歩くたびにダメージを受けますが、LF1以下にはならないので回復は不要です。 全員に話しかけるとナビから通信が入るのでムラクモ本部へ戻りましょう。 救助 顔に傷を負った女 救助 はぐれた女の子 救助 沈着冷静な男 救助 オギシ隊員 救助 達観する老人 救助者カウントされない 六本木/腐食大瀑布へいけるようになります。 LFは減ったままになるので、一度部屋で休んで回復しておきましょう。 ついでに、議事堂全体のNPCや、13班メンバーの室内ボイスも変わっています。 2.六本木 腐食大瀑布 下流1階~下流8階 雑魚戦で毒を喰らう可能性がある。雑魚の毒は4ダメと無視できる範囲なので戦闘後にポワゾルで回復。 サンキャンサーの行動不能付与は使用率が低いものの現時点だとBデータイレイザー頼みなので、ハッカーがいないなら諦める。オールガードでは頼りない。 竜戦で本格的に対毒装備が必要になるのは29F以降なので最初は気にしなくていい。 入り口に入るまでにまた歩くたびにダメージを受けるので、中へ入ったらナビの言うとおりLFの回復をしておきましょう。 水が溜まっているところは歩くとダメージを受けます。ここは迂回路があるので無理に突破する必要はありません。 道なりに進み下流8階へ。東側エリアは別のエリアから迂回しなければいけません。 徘徊アクティブタイプ リトルドラグ 中央シンボル 徘徊アクティブタイプ リトルドラグ 北西シンボル 徘徊アクティブタイプ リトルドラグ 南東シンボル 壁タイプ ドラグメガマウス 東側シンボル ① 宝箱 ポワゾル 3個 ② 宝箱 ポワゾルオール 3個 ③ 宝箱 ヒールエアロII 4個 ④ 宝箱 絶縁コート 1個 救助 取り乱すマダム 救助 ロマンチストな男 ダメージを受ける水溜りを歩かなければ進めない場所があります。 画面左上のエネミーアピアランスに注意しながら進みましょう。もしLFが減ったまま戦闘に突入してしまったら素直にスモークグレネードを使いましょう。 水溜りに突入する前に少し歩いて一度エンカウントしておくのも手です。 回復セーブポイントもあるので利用しましょう。 ドラグメガマウスの毒は20ダメージ程喰らうので、アイテムを惜しまず随時治療とHP回復を。 徘徊アクティブタイプ リトルドラグ 北東シンボル 壁タイプ ドラグメガマウス 中央シンボル 徘徊アクティブタイプ リトルドラグ 西側シンボル ① 宝箱 ナノファイン 2個 ② 宝箱 ポピュラーメガホン 1個 救助 真面目な議員 救助 ヒーロー志望の男 救助 集めている男 3.六本木 腐食大瀑布 中流18階 途中リトルドラグ2体がいる広場があります。 LFはそんなに高くないので乱入される前にEXで沈めるなどの工夫をしましょう。 1ターン目や乱入してすぐのターンは必ずかじりつきを2回してきます。 同じ広場に下流1階へ下りるエレベータがあります。 しばらくすすむとセーブポイントがあります。 先に進むとオケアヌス・テイルと戦闘。 勝利後イベント、選択肢。 選択肢 結果 こんなときに何を言っている! ストーリーが進行する なんでそこまで… ストーリーが進行する 先には進めないので脱出ポイントを使って一度議事堂へ戻りましょう。 壁タイプ ドラグメガマウス 西側シンボル 徘徊アクティブタイプ リトルドラグ 南側シンボル 徘徊アクティブタイプ リトルドラグ 南側シンボル 徘徊アクティブタイプ リトルドラグ 北東シンボル 宝箱 Az 500Az 救助 諦めた女 救助者カウントされない 4.自衛隊駐屯区の改修 議事堂へ帰還後、イベント。 ムラクモ本部へ向かうとイベント。選択肢があります。 選択肢 結果 余計な行動だと? ストーリーが進行する 人命救助が優先だ ストーリーが進行する イベント中にキートリガー『自衛隊からの要請』を入手できるので、ムラクモ会議で自衛隊駐屯区の改修をしましょう。 武装拡張案LV3がまだならついでに採択しておきましょう。 自衛隊駐屯区を改修したら早速行ってみましょう。リンは自衛隊駐屯区の左側の部屋にいます。 話を聞いたら部屋に戻って休みましょう。 おきたら研究区へ。キーアイテム『ナノコート』を入手します。 マップにある水溜りや、外で降っている雨でダメージを受けなくなるので探索が楽になります。 因みにこの時新人記者の女性のセリフが変化します。 5.六本木 腐食大瀑布 中流29階~中流35階 この階からシンボルドラゴンの中身が変わります。 毒ダメージだけで40前後飛ぶためベノムカットやベノムガード必須。 35Fからは雑魚が麻痺を使用してくるので迎撃デストロイヤー、回復サイキック辺りはパラスカットorガード2個で100%耐性を付けておくと楽。 ドラゴン戦のみアクセを付け替えよう。 無論、対抗アクセ無しで乱入されると阿鼻叫喚なのでエンカウント管理はしっかり。 壁タイプ タワードラグ 東側シンボル 徘徊タイプ ケミカルドラグ 中央シンボル 徘徊タイプ ケミカルドラグ 西側シンボル ① 宝箱 ヒールエアロII 3個 ② 宝箱 紅蓮の鉄拳 1個 救助 やかましい議員 上へ行くエレベータの前にセーブポイントがあります。 徘徊タイプ ケミカルドラグ 北東シンボル 徘徊タイプ ケミカルドラグ 北西シンボル 壁タイプ タワードラグ 南側シンボル 徘徊タイプ ケミカルドラグ 南側シンボル ① 宝箱 ヒールエアロIII 2個 ② 宝箱 ヒールエアロIV 1個 ③ 宝箱 SPアップ200 1個 救助 イリエ隊員 6.六本木 腐食大瀑布 上流45階~大水源 暫く進むとオケアヌス・テイルと戦闘。 徘徊タイプ ケミカルドラグ 南側シンボル 徘徊タイプ ケミカルドラグ 南西シンボル 徘徊アクティブタイプ リトルドラグ 北西小シンボル 徘徊タイプ ケミカルドラグ 北西大シンボル 徘徊タイプ ケミカルドラグ 西側シンボル 壁タイプ タワードラグ 中央シンボル ① 宝箱 白銀水 1個 ② 宝箱 ポワゾルオール 2個 回復セーブポイントと脱出ポイントがあります。 ボス戦に臨む前に一度戻って準備をしましょう。毒対策をしっかりと。 ① 宝箱 ポワゾルオール 2個 ② 宝箱 ヒールエアロIII 2個 ③ 宝箱 ベノムガード 1個 救助 微笑む少女 大水源でオケアヌスと戦闘。 半分程削ると、雨乞い(魔防、耐性ダウン)後に酸の雨を使ってきます。 酸の雨や玉の追加効果の毒が1スリップ43と結構なダメージを受けるので、雨に耐えたと思ったら死亡…なんてことも。 ベノムカットやベノムガードを回復役や盾役にもたせておきましょう。 帝竜討伐後、議事堂全体のNPCのセリフが変化しています。 チャプター3へ CHAPTER2 クエスト他 クエスト名 依頼者 報酬 発生条件 備蓄食料を回収してくれ! 一般人 貫禄のある男 SPアップ200からあげ弁当 居住区B改修依頼者の救助 ムラクモ機関への質疑応答 議員 フジタ議員 SPアップ200 『物資が不足しています…』クリア 発電機を探してください! ムラクモ さまよう電気技師 SPアップ100ヒールエアロIII×3 居住区B改修 備蓄食料を回収してくれ! クエストオフィスで告知を見た 居住区Bにいる貫禄のある男から話を聞こう居住区Bの左上にいます。 貫禄のある男から話を聞いた 東京都庁で備蓄食料を探そう都庁前広場から入りエントランスへ。入って左奥に!マークがでています。 零式ラビットと戦闘。攻撃力、回避率が高く、こちらの攻撃がなかなかあたらずに消耗させられる強敵です。命中率補正の付いている飛天斬り、回避率を下げるモスキートボイスを使うなどしましょう。普通に攻撃も痛いので、回復や防御などにも気を配りましょう。ドロップする零式リングにはSPD+10、回避率+7%と現時点ではかなりいい性能なのでぜひ使いましょう。 備蓄食料を手に入れた 貫禄のある男に届けよう ムラクモ機関への質疑応答 クエストオフィスで告知を見た 議員宿舎にいるフジタ議員から話を聞こう議員宿舎右側の部屋の右奥にいます。話しかけるとイベントがはじまり、何度か選択肢があります。会話が変わるだけなので好みで選んでしまいましょう。 選択肢 結果 腹が減っては戦はできない クエストが進行する 言われてみれば、贅沢かも… クエストが進行する 選択肢 結果 話が通じる相手だと? クエストが進行する まずはあなたが対話すればいい クエストが進行する 選択肢 結果 意味がわからないな クエストが進行する ノーコメントだ クエストが進行する 発電機を探してください! クエストオフィスで告知を見た エントランスにいるさまよう電気技師から話を聞こうエントランス右下あたりにいます。 さまよう電気技師から話を聞いた 東京地下道で発電機を3つ探そう 3つの発電機を回収した さまよう電気技師に渡そう 居住区Bを改修すると、居住区Bの意地悪そうな女が『状態回復セット』、マニックスの店長がSPアップ100をバザーします。 また、居住区Aの二人もそれぞれ『救急セット2』、フロストカットをバザーします。 前回改修時に購入していない場合は先にそちらがでます。 居住区B改修によるバザー品 価格 薄幸そうな少女 メディスIIヒールエアロIIナノファイン 7個5個 900Az シスター見習い フロストカット 1個 1200Az 意地悪そうな女 ブラネルZ、オゾナールソルマネル 6個3個 300Az マニックスの店長 SPアップ100 1個 100Az
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/61.html
で、まだ誰も書いてないそうなので、大好きな金髪ヒーラーちゃんの話書きましたよー。 相手の男はご自由に。 先陣を飾るにふさわしくない、だいぶアレな話になっちゃって あなたの中のヒーラー像を著しく傷つける可能性がございますので ヒーラーは清純派だと心に決めている人、エロよりストーリー性を重視する人には心底おすすめできません。 か弱い女の子に見下されながら丁寧語で罵倒されたい羞恥系Mの人に捧げます。 今回も挿入とかないです。ついでにいうとシグルってもないです。 こんばんは。来ちゃいました。 って、さっきまでもずっと一緒にいたのに、 今更こんばんはなんて挨拶するのも変ですよね。あはっ。 中、入れてもらってもいいですか? それじゃあ、失礼します。 今日は大変でしたよね。お疲れ様でした。 ほんと、一時はどうなるかと思いましたよ。 でも、みんなでちゃんと無事に帰れて……本当に良かったですよね。 だから今夜は……ご褒美です。 ……どうしました? いいんですよ、もう始めちゃって。わかってますから。 自分でしてるところ、私に見てて欲しいんですよね? ふふ、そんなに血走らせた目をしちゃって。 遠慮しなくてもいいんですよ? 思う存分、いやらしい姿を私に晒しちゃってください。 ちゃあんと、全部ここでしっかり見ててあげますからね。 ほぉら、邪魔な服は脱いじゃって……ね? ああ、もー。 だからってそんなに焦らなくていいのに。 よっぽど見て欲しかったんですね。ほんとは。 ……あらら、もうそんなにしちゃって。 そりゃ、遠慮しなくてもいいとは言いましたよ? でもね、何かする前から勝手にそんながちがちにしちゃって。 恥ずかしくないんですか? ま、別にいいですけどね。 もっとよく見て欲しいですか? じゃあこっちに来てくださいよ。 わざわざ見てあげてるのに、私の方から来いだなんて図々しいにも程がありますよ。 ふふっ、いやらしいおちんちんですねー。 触られてもいないのにこんなにおっきくしちゃって。 …………いや、そんなに大きくもないかなあ? んー。失礼ですけど……なんていうか結構……お粗末、ですよね。 わ。今なんだか、びくん、ってなりましたよ? お粗末って言われて興奮しちゃったんですか? 年下の女の子におちんちんの大きさを馬鹿にされて、ですか? サイテーですね。 ほらまた。びくんって。気持ち悪いなぁ。 そのお粗末なおちんちんの先っちょから、汚らしいおつゆがいっぱい溢れてきちゃってるじゃないですか。 息までそんなに荒げちゃって。男の尊厳はないんですか? え? 触って欲しい? 冗談ですよね? なんで私がそんなことしてあげないといけないんですか? 自分でしてくださいよ。 約束は守ります。ここで見ててあげますから。 ……そうそう、最初から素直にしてればいいんですよ。 あなたなんて、そうやってハァハァいいながら自分で慰めてるのがお似合いなんですから。 気持ちいいですか? 気持ちいいですよねー。 女の子に見られてながら、自分の小汚いおちんちん一生懸命こすっちゃってるんですもんね。 本当は、いつも想像してたんでしょ? こうやって私にじっくり見られながら思う存分おちんちん扱いてみたいって。 それともあれですか? 私のこと、いつも頭の中で犯しちゃってたりしてたんですか? 私が組み敷かれて泣き叫んでるのを想像して興奮して、その粗末なものを扱いてたりしてたんですか? ……ふふふっ、からかってごめんなさい。 そんなのは違いますよね。 女の子を犯すなんてとんでもない……あなたは、自分が虐げられたいだけ。そうですよね? こうやって罵られれば罵られるほど興奮する、ただのド変態なマゾ野郎なんですもんね。 今日、あれだけ頑張って戦ったのだって、全部この瞬間のためなんですよね? そうすれば、あとで私からご褒美が貰えますもんね。 あーあ、他のみんなが知ったらどう思うのかなあ。 知ってます? 最近ギルドに入ったあの子。 あなたのことに憧れているんですよ。 でも、リーダーがこんなにド変態で、しかもこんなに小汚くて情けないおちんちんの持ち主だってことがバレたら。 あの子どころか、他のだーれも口聞いてくれなくなりますね。 イヤですか? それとも、それまでご褒美になっちゃいますか? 救いようがないですね。この変態。 ……もう、びっちょびっちょじゃないですか。 おちんちん扱くとき、部屋中響くような音でぐちょぐちょ言わせちゃって。 先走り液のにおいを撒き散らして。 なんでそんなに興奮してるのか意味わかんないんですけど…… あれれ、もう出ちゃいそうなんですか? おちんちん扱いてるの見られて、罵られて、それだけでイっちゃいそうなんですか? ちょっと早すぎません? 短小の上に早漏ですか? ま、お似合いですけどね……ぷぷっ。 ……え? 服を脱いで欲しい、ですか? そんなことを私がしてあげると本気で思ってるんですか? 調子に乗らないでくださいよ。 ……といいたいところですけど、まあいいでしょう。 年下の女にお願いしてる間にも必死になって汚らしいおちんちんを扱いてるその姿、 いくらなんでもみっともなさすぎるんですもん。哀れんじゃいます。 ……さ、これでいいですか。 ほおら、あなたが見たい見たいとおちんちんから涎をたらして みっともなく懇願したロリな体ですよ。 満足しました? こんな、発展途上でぺったんこな胸と、 毛も生え揃ってないようなすじまんこに欲情する男なんて……普通はいませんよね。 いたら男として、いや、人としてちょっとどうかなって思っちゃいます。 なのにあなたときたら……なんですかその目は。 理性のカケラすら見てとれません…… おちんちんだって、ますます硬くしちゃって。 生まれてきて恥かしくないんですか。 ご両親に申し訳ないと思わないんですか? いくらなんでも気持ち悪すぎすぎですよ。 って言っても、悦ぶだけなんですよね、あなたは。 無敵ですね、ある意味。 え、今度は腕をあげて欲しいんですか? ……ほら、これでいいですか。 もう……そんなに凝視して…… つるつるの腋なんて見て、なにか楽しいですか? わかんないなぁ、ド変態の腐れちんぽの考えることは。 もう我慢の限界ですか? イくのは勝手ですけど、そのまんま私の腋にその汚らしいおちんちんを向けたまま射精しないでくださいね。 あなたの汚らわしいザーメンで私の体が……… ………あ! 駄目だっていったのに、なにしてるんですか! あー、もー! どれだけ出せば気が済むんですか! まだドクンドクン出しちゃってるじゃないですか…… うわ、腋もお腹も……体中べったべた…… それにこのにおい…… くっさい……死んでください、このバカちんぽ。 はぁ……ここまで屑じゃしょうがないですね。もう言葉も出ないです。 責任とって早く綺麗にして下さい。 どうやるかなんてわかりきってるでしょ? あなたが汚したんですよ、全部舐め取って下さい。自分で。 ……で、躊躇しないですぐに舐められるんですね、自分のザーメンを。 信じられないです。 それでも人間ですか? まるで獣ですね。 なんていったら動物に失礼かもしれませんけど。 自分のザーメンを悦んで舐めとるなんて、世界中の生き物探してもあなたしかいないんですよ。 聞いてますか? この屑。 ……あはははっ、くすぐったい! 余計な部分を舐めなくていいです、自分の出した汚いザーメンを綺麗に舐め取ることだけに専念してください。 ほら、そこだけじゃないでしょ。 足の方まで垂れちゃってるじゃないですか。 そう……指の間まで全部ですよ。一本一本口に含んで丹念に……ね。 ついでに足の裏も……ほら。 どうせ舐めたいとも思ってたんでしょ? 靴とソックスをはいて一日中歩き回ったあとの足を。 あなたはそういう人ですもんね。 で、ちっちゃなおちんちんをそうやってまた目いっぱい硬くしちゃってるんですよね。 さっきだしたばっかりなのに。 あなた、種馬ですか? いや、そんなに雄々しいものじゃないですね。 あなたなんて、いいとこ豚です。 そう、種豚。 ぶひぶひいいながらちっちゃなおちんちんのついた腰をぴょこぴょこさせてるのがお似合いってトコですよ。 私の中にそのキモいおちんちん入れて、かきまわして、放出して、 その情けない遺伝子が入った汚らしい精子を着床させたいですか? ……させるわけないでしょ? 私、処女なんですよ。夢見る乙女なんです。 初体験は、格好よくて優しくて、心の通じ合った人と愛し合って……って心に決めてるんです。 それがよりによって、あなたみたいな種豚のおちんちんをなんで受け入れなきゃいけないんですか。 身の程を知ってください。 せめて、もう一回出したい? 好きにしてください……もういい加減に呆れました。 その代わり、さっさとしてくださいね。 そろそろ眠くなってきたので、部屋に帰って寝たいんです。 もっとも、あなたに限ってその心配はいらないんでしょうね。 どうせまたすぐにイっちゃうんでしょ? その短小早漏ちんぽ。 ほら、もっと踏んであげますよ。 精液と涎でべっとりの足で、あなたの顔を。 嬉しいでしょ? おちんちんがますます破裂しそうになってますもんね。 ……ま、最後だからちょっとだけサービスしてあげますよ。 横になってください。 ……手でなんてしてあげませんよ、お口でなんてもってのほかです。 でも、人並み外れたド変態の種豚野郎なあなたならもっと悦ぶんでしょうね、きっと。 大好きな足でしてあげます。 ほらほら、どうですか? そうやって下から見あげると、私のロリまんこ丸見えですよね。 その状態でおちんちん、足でグリグリされてますよ? あー、気持ち悪すぎです。 さっさとイってください、この種豚。 うるさいなあ、そんなに喘ぎ声だしちゃって。 他のみんなに、聞こえちゃいますよ? 本当は年下の女の子に言われるままなされるがままで、 足コキでイカされちゃうようなド変態だってバレちゃいますよ? ほおら、そう言われただけでますます硬くなった。 変態、へんたい、ヘンタイ、へんたい、変態!!! 変態! 変態!!! 変態!!!!! …………出しちゃいましたね、ぴゅっぴゅっ、って。 二回目なのにさっきより飛んだんじゃないですか? あーあ、自分の顔までザーメン飛ばしちゃって。傑作ですね。 似合ってますよ、その姿。 とっても素敵です。みんなを呼んできちゃいたいなぁ。 ……なんか、足の裏のがまた硬くなってきてるんですけど? いい加減、本気でウザいです。 あなたを悦ばせないようなお仕置きします。 前から試してみたかったんですよね。 おちんちんについてる玉、本気で潰したらどうなるのかって。 冗談じゃないですよ? ほら……こうやって思いっきり……えいっ! ……………… うわ……なんか、ぐちゃっていいましたね。 なんとも言えない感触が足の裏に…… そっか、こんな感じなんだ……本当に弱点だったんですね、男の人のここって。 ちょっと感激です……聞いてます? なんかそれどころじゃないみたいですけど…… 心配しないでくださいね、すぐに治してあげますよ。 私のお仕事、忘れちゃったんですか? 良かったですね、私で。 腕力や知力じゃどうにもならないこと、世の中には沢山ありますもんね。 起こしてあげますよ、奇跡ってものを。 ふふっ、やっすい奇跡ですよね。神様が怒るかな? こんなことに奇跡の力をつかっちゃったら。 ……本当に大丈夫ですか? なんか泡ふいちゃってますけど。 お喋りが長すぎましたか。 それじゃ、いきますね。 さあ、これで…………… …………………あれ? もう一回………… ………………………………あれれ? あ! そっか! 今日はお昼にもう起こしちゃってましたね、奇跡。 神様、ごめんなさい…… やっぱり奇跡なんて、そうそう起きるものじゃないんですよね…… 一日に4度も5度も起こせるもんじゃないんです。 奇跡は一日3度まで。うっかりしてました。 ……というわけでごめんなさい、今日は無理みたいです。 帰って寝ますね。 大丈夫。一晩休んだらまた起こせますから、奇跡。 そうしたらすぐに来て、治してあげますよ。 ……あー、完全に白目剥いちゃってますね……ちょっとだけやりすぎちゃったかなぁ…… ま、平気ですよね。うん、大丈夫、大丈夫! それじゃあ、おやすみなさいませ。 あなたに、神のご加護があらんことを。 (おしまい)
https://w.atwiki.jp/7thdragon3/pages/44.html
女性K:日笠陽子 ※以下ネタばれを含みます 女性K:日笠陽子 汎用台詞 汎用戦闘台詞 サムライスキル エージェントスキル ゴッドハンドスキル デュエリストスキル ルーンナイトスキル フォーチュナースキル メイジスキル バニッシャースキル コメント欄 汎用台詞 上へ キャラクター登録時 「初めまして」 ナガミミぬいぐるみ 「大五郎って感じだな、お前…」 「うう、ふかふか…ふかふかじゃないかぁ~」 パーティー加入 「よろしく」 室内 「うむ、よろしく」(チャプター1) 「お疲れ様」(チャプター2~4) 「元気そうだな」(チャプター5~5.1) 「まぁそうしょげるな」(チャプター6) 「いよいよ…だな」(チャプター7) 料理 「わ、私がか…!?」→「料理のさしすせそ、とは…」 ラウンジ 「こっ、これがデートというものか…!」(ハート0) 「何かやりたいことがあるのか?」(ハート1) 「お、落ち着いてほしい…」(ハート2) 「その、私は…なんでもない!」(ハート3) 「何故だろう…離れたくない」(ハート4) 「頑張ろう、いつでも一緒だ」(ハート5) 「共に生き抜こう、いつまでも!」(ハート6) イベント 「この時の為に、私は!」(ニアラ戦後) 「妄執を断つ!」(ヒュプノス戦後) 「決着の時が来たようだな…」(ユウマ戦前) 「恥を知れッ!」(ND戦後) 奥義習得 エンディング 汎用戦闘台詞 上へ エグゾースト 「たああぁ!!」 バディ呼び出し(低好感度) 「手を貸して」 「合わせて貰いたい」 「連携お願い!」 バディ呼び出し(高好感度) 「遅れるな!」 「いつもの調子で」 「背中は預ける」 バディ攻撃開始(低好感度) 「いいだろう」 「仕方あるまい」 「準備は出来てる」 「わかった」 バディ攻撃開始(高好感度) 「当然だ」 「言われるまでもない」 「任せて」 「よし、合わせる」 サポート開始 「無茶はするな」 「気合を入れて!」 「援護する!」 「助太刀する!」 「見ていられん」 「やり抜きさえすれば!」 ユニゾン開始 「よし、やるぞ」 勝利時 「なんとか勝てた」 「いい汗かいた」 「いい勝ち方っ」 退却時 「気持ちを切り替えて」 対ドラゴン戦 「この調子でっ」 「慢心は出来ないね」 対帝竜戦 「よし、抜いた!」 「これで進める!」 イベント勝利時 「これがみんなの願い」(ニアラ戦) 「愚かさは罪だ!」(ヘイズ戦) 「残念だ…」(チカ・リッカ戦) 「こんな結末…!」(ユウマ戦) 「釈然としないな…」(ND戦) 「ありがとうございました」(ダークラビ戦) レベルアップ時 「うん、納得!」 「精進しないと」 サムライスキル 上へ 通常攻撃 「すっ」 「せいっ」 「はいっ」 通常攻撃(クリティカル時) 「いける!」 「捕れる!」 旋風巻き 「逃がしはしない」 力閂オロシ 「やっ!」「絶つ!」 金翅鳥王旋風 「まとめて斬る!」 八双大蛇突き 「押し切る!」「とおりゃあ!」 崩し払い 「むん」「覚悟!」 十六手詰め 「むん」「ふっ」 双剣 飛天斬り 「逃がすわけには!」 双剣 割きモミジ 「やあ!」「燃えよ十字!」 双剣 旋風舞い 「逃がしはしない」 双剣 風林重ね 「手を借りたい」 双剣 影無し 「逃がしはしない」 双剣 大一文字 「とおりゃあ!」 修羅の貫付け 「滅多切りに!」 練気手当 「持ちこたえないと…」 赤火の呼気 「この身を刃に」 黒鋼の吸気 「ここは退けない」 丹田法の訓 「踏ん張ってくれ」 不動居 「次で決める!」 水月の構 「私が相手だ!」 収刀の紡ぎ・破抜刀の紡ぎ・破 「滅多切りに!」 憤怒の刃 「最早容赦しない!」 刃下のリアクト 「受けてみせよう」 天地断ち 「刹那の間合い…」「大・切・断!!」「斬れてしまうものだな」 乱れ散々桜 双 「魅せよう…」「やぁ!」「華は散る、華と散る!」「むん」「やぁ!」「散れば全ては雪となる…」 エージェントスキル 上へ 通常攻撃 「来る!」 「捕るっ」 通常攻撃(クリティカル時) 「いける!」 「捕れる!」 ブッシュトラップ 「仕掛けは上々」→「悪く思うな!」 ジャンプショット 「かわせるか?」 ラッシュショット 「それっ」「必中!」 エイミングショット 「それっ」「捉えた」 エア・アサルト 「それっ」「掃射!」 ニーブレイク 「気をつけ!」 マッドストライフ 「やり合ってくれ」 スケイプゴート.x 「頂戴する」 ロストパワー.x 「大人しくしていろ」 スリープオール 「うむ」「おやすみ」 ファイア:TROY 「それっ」「炙ってやる」 アイス:TROY 「それっ」「凍りつかせてやる」 ハッキング 「うむ」「従え」 エスケイプスタンス 「無理押しは危ない」 トリックハンド 「立て直そう」 ハイディング 「己を無に」 チーターマン 「速攻命!」 ハックスティール 「それっ」「従ってもらう」 アサシンズリアクト 「では始めるとしよう」 インドラの炎 「では始めるとしよう。」「芳しき、抹殺の硝煙!」「清々しい…」 ゴッドハンドスキル 上へ 通常攻撃 「やぁっ」 「てゃぁっ」 通常攻撃(クリティカル時) 「いける!」 「捕れる!」 ジャブ 「これはどうだ?」 正拳突き 「ふおぉっ」「本命!」 ブリッツエンデ 「ふおぉっ」「粉砕させてもらう!はいっ」 ダブルフック 「ふおぉっ」「決めていく!」 スピネイジブロウ 「ふおぉっ」「繋げていく!」 クーデグレイス 「ふおぉっ」「観念しろ!」 ドリルクロウラー 「ふおぉっ」「悪いがこれは効くぞ!」 迎撃スタンス 「来いっ」→「甘い!」 アンチ・バステ 「練習にもならない」→「こう返すっ」 カイロプラクティク 「これで大丈夫」 デトックス 「このツボは効く」 心肺蘇生 「気を楽にして」 攻めの経絡 「強気に攻めて」 護りの経絡 「護りを固めて」 弾きの経絡 「速さで勝負」 ゴッドチャージ 「弱点はそこか」 最期の炎 「終わらせない…」 先制ゴッド 「大地の怒りを」 星屑プレス 「ふおぉっ」「この身を挺して」 ゴッドリアクト 「勝機は逃さない」 アースブレイカー 「遂にこの時が来たか。」「てりゃあっ!」「はいっ!」「鉄拳制裁!」「己の不明を恥じるが良い」 デュエリストスキル 上へ 通常攻撃 「来る!」 「捕るっ」 通常攻撃(クリティカル時) 「いける!」 「捕れる!」 Xバーン 「天を焦がして!」→「潰す!」 MANAゲイン 「天の冷気よ」→「力を満たせ!」 召喚:炎のマモノ召喚:炎のマジュウ召喚:炎のドラゴン 「力の凝集…」「力を見せつけろっ」 召喚:氷のマモノ召喚:氷のマジュウ召喚:氷のドラゴン 「力の凝集…」「さぁ、思うが侭に」 召喚:雷のマモノ召喚:雷のマジュウ召喚:雷のドラゴン 「力の凝集…」「行け、光の速さで!」 トラップ:落とし穴 「念入りに」→「うまくいった」 トラップ:鉄条網 「近づかせはしない」→「うまくいった」 トラップ:火炎旋風 「この位置なら」→「うまくいった」 フィールド:火山 「怒れるマグマよ!」 フィールド:氷河 「冷酷の氷河よ!」 フィールド:雷雲 「轟く雷よ!」 サプライ・ドロー 「手を広げたい」 サーチ:炎カード 「燃え立つ様に」 サーチ:氷カード 「凍てつく様に」 サーチ:雷カード 「痺れる様に」 ラッキーダイスロール 「力の凝集…」「運試しだ」 ジャッジメントターン 「力の凝集…」「今だっ」「これで!」 俺のターン! 「力の凝集…」「イニシアチブはこちらに」 天運のリアクト 「流れを掴む」 巨神召喚 「巨神よ、我が意を聞け。」「全てを終わらせろ!!」「うん、ご苦労」 ルーンナイトスキル 上へ 通常攻撃 「すっ」 「せいっ」 「はいっ」 通常攻撃(クリティカル時) 「いける!」 「捕れる!」 アイスソード 「冷ややかな…」「(通常攻撃)」 エレキソード 「煌け刃!」「(通常攻撃)」 ドレインソード 「礼を言う」「(通常攻撃)」 ラミアンソード 「礼を言う」「(通常攻撃)」 ブレイブソード 「もらった!」「獲れる!」 エンチャントアイス 「役立てて欲しい」 エンチャントエレキ 「有効に使え」 挑発 「来るがいい」 反撃の狼煙 「痛みが力を生む」 騎士の憤怒 「ただでは済まさん!」 ベルセルク 「私なら勝てる」→「うあぁぁぁぁ!!」 騎士の恵み 「傷は浅い」 騎士の眼差し 「さあ、もう平気だ」 オーラシールド 「踏ん張り所だ」 身命の誓い 「私なら勝てる」 身代わり 「私が受けて立つ」 クレンチング 「これしき」 騎士の誇り 「犬死はしない!」 護りの要 「冷静に行こう」 タフネスリアクト 「ここは私が支える」 オーディンの怒り 「そう…この時を待っていた。」「最終断罪!」「やりすぎたか…?」 フォーチュナースキル 上へ 通常攻撃 「すっ」 「せいっ」 「はいっ」 通常攻撃(クリティカル時) 「いける!」 「捕れる!」 レベレーション 眠 「まどろみの時だ」「(通常攻撃)」 レベレーション 血 「血の気が濃いようだ」「(通常攻撃)」 レベレーション 盲 「闇にまかれろ」「(通常攻撃)」 レベレーション 毒 「蝕む力だ」「(通常攻撃)」 レベレーション 呪 「災いあれ」「(通常攻撃)」 レベレーション 死 「さらばだ」「(通常攻撃)」 魂のオラクル 「これで!」 力のオラクル 「悪いが斬る!」 ギフト・フォー・ユー 「献上するっ」 サクリファイス 「命など惜しくは無い」「たあぁ!!」 力学の否定 「打たれ強く」 魔法の否定 「魔力を恐れるな」 イーコール 「後悔したくない」 マナフローター 「ここが攻め時だ」 風と木と詩 「涼やかな風…」 月明かりの詩 「清らかな月光…」 太陽の加護 「天照す力を!」 月の加護 「月の禊よ!」 星の加護 「星の導きを!」 追随のリアクト 「絆こそ力!」 ユグドラシルの風 「身命を賭して…」「疾風!迅・雷!」「うん、決まった」 メイジスキル 上へ 通常攻撃 「すっ」 「せいっ」 「はいっ」 通常攻撃(クリティカル時) 「いける!」 「捕れる!」 フレイム 「燃えろっ」 ヴォルケイノ 「準備は上々」「焦熱!」 フレイムヴェイル 「炎の加護を」 フリーズ 「凍えろっ」 ブリザード 「準備は上々」「絶対凍結!」 フリーズヴェイル 「冷気の加護を」 ショック 「痺れろっ」 ボルトストーム 「準備は上々」「落雷!」 ショックヴェイル 「雷電の加護を」 マナバレットヘヴンズプレス 「準備は上々」「ぶつけるっ」 シールドクラフト 「守りを固めて」 メイジズコンセント 「克己心でっ」 キュア 「痛むか?」 リカヴァ 「たああぁ!!」「さあ、元通りだ」 リザレクション 「たああぁ!!」「先には逝かせない」 MANA・バーン 「ぶつけるっ」 ヒーリングマナ 「たああぁ!!」「うん、助かった」 デッドマンズリアクト 「たああぁ!!」「これが定めならば」 ジエンドオブワールド 「今、終わりの始まり。」「しかとのその目で見届けよ!」「冥土の土産だ」 バニッシャースキル 上へ 通常攻撃 「やぁっ」 「てゃぁっ」 通常攻撃(クリティカル時) 「いける!」 「捕れる!」 クラップトラップ 「かわせまい」 バーストアタック 「これは外さない…」 カーペットボム 「よし」「撃ち込ませてもらう」 ドラゴンバスター 「よし」「これは効く」 スローイングスピア 「ていやっ」 オーバースピア 「よし」「邪魔をするな!」 ラッシュスピア 「よし」「押し切る!」 アサルトスピア 「参る」「てりゃあ!」 コメットスピア 「また後ほど!」→「お待たせした!」 アースクエイク 「立っていられるか?」 轟音 「これも戦法のうちだ」 煙幕 「立て直すチャンスだ」 爆薬散布 「危険だが…」 爆薬転換 「よし、いつでも来い」→「うまく行った」 エクスターミネート 「先手を取る」 ウォークライ 「勝ちに行く!」 リロード 「ここで補充」 オートリロード 「弾薬の心配は無い」 キリングリアクト 「勝つのは私だ」 爆熱ランスドライバー 「爆風に乗って!」「貫く!!」「燃えたな」 コメント欄 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/68.html
《一日目、1300時》 【カザン近郊、木の上】 「さ-てと、今日はどうしたもんかね」 日銭や食いもんはそこいらにいるモンスター誘い出しゃなんとかなるが、暇だけはどうにもなんねんだよな。 「…久しぶりに喧嘩でも吹っ掛けてみるか」 起き上がり街の方に向かう途中、女を介抱している男を見掛ける、…… ………まぁ暇潰しにはなるか… 「どうしたよ、こんな所で」 「はぁ、実は姉さんが毒にやられてしまって、すみませんが街まではどれくらいですか?」 「そんなに遠くはねえよ、付いて来な」 「え、あ、ちょっと待って下さい、姉さんを…」 「そいつはあんたのツレだろ?遅れんなよ」 そう言うと俺は歩きだす、まぁ、少しは気にしておくか… 俺は少し離れた所で殺気を放ち、モンスターをこちらに集めるようにする、 途中何体か襲い掛かってきたが、あいつらは…襲われてねえよな。 《1520時》 【カザン:六剣亭前】 「着いたぞ、ここに医者が居る、診てもらえ」 「あの、貴男は…」 「俺はいいだろ、怪我もしてねえし、じゃあな」 そいつらと別れ、丁度いい相手を探す、街中でやってもいいが、邪魔が入る時があんだよな、 ふと…別れる時宿から侍が焦って出て来た事を思い出す……俺はそいつを追う為に街を出た… 「さて、どこに行ったか…」 《1540時》 【森付近】 「お、いたいた…」 なんとか追い付いたようで、森に入る所が見えた、 「お手並み拝見…と」 俺は気配を消し木の上から様子を見る、早々マスクナッツ達の奇襲を受けていた、居合か…、1…、うわショボッ、…2、‥3、4、まぁそんなもんか、木を降りてそいつに近づく 「面白え事やってんじゃん、なあ俺とも遊んでくんない?」 「どこでだ?ここでも構わんが」 振り向かないが意識が俺に向けられる 「ここじゃ俺に有利過ぎるだろ、森の外でやろうぜ、その前にこいつをやるよ」 パロの実を投げる…時間差で2つ目、チッ…捕りやがった 「小賢しいな、まぁ、使わせてもらう」 俺達は森を出る 《1600時》 【草原】 「さ、どっからでもかかってきな」 両手を広げ挑発する 「なら、遠慮無く行かせてもらう」 そう言うと奴は5m程の距離を一気に詰めて来た ハッ、遅えな、飛び退きつつ牽制にダガーを投げる、…ッ居ねえ! その直後、地面に叩き付けられた、受け身は取れる、血は…斬れて…ない?こいつ、殴ったのか… 「んだよ、マスクナッツん時より速えじゃね-か」 「知るか、見誤ったのはお前だ」 「テメエ、コロス」 俺は気配を消し辺りに溶け込む、殺気を抑え、息を潜め、自然に紛れる… 「そんじゃあ、これならどうよ」 「ほう…流石だな」 奴は動かない、俺はその背中に狙いを付ける 「取った!」 「くっ」 今度は寸でで防がれたが、避けられはしねえのか、なら追い詰めてみるか 打ち込む際、奴の足下にワイヤーを通したダガーを挿していく、繰り返すうちに攻撃も擦るようにはなってきた 「これで…」 ワイヤーを張ったダガーを、回り込みつつ数本投げ付ける 「仕上げだ!」 ダガーを上に投げ、右手で逆袈裟に斬り上げる、 「チィ、浅いか」 そこに物凄い勢いで刀が振り下ろされた…紙一重で躱したが、奴の刀が弾け飛んだ。 …ヤバ過ぎるだろ…今のは… …さて、始めるか。 俺は姿を現し、話し掛ける、アレを決めるにはハッタリでもかますしかねえからな 「あんた、影縛りって知ってるか?」 「影縛り…?」 「ある呪を掛けた刄を影に刺すとな…」 ダガーに張ってあるワイヤーを引き、脚に絡ませる 「なっ足が!…ワイヤーだと?」 「影縛りなんて嘘に決まってんだろ」 奴に駆け寄り渾身の突きを繰り出す、 この突きもフェイクにしてワイヤーを掴んですぐに離れるつもりが、躱され肩打で弾き飛ばされる、 結構痛えが準備は整った… 「さぁ、ショウタイムだ」 仕掛けを起動させる、と… 今まで差し込んできたダガーがワイヤーに振り回されながら巻き取られる、 ──俺のダガーはグリップが短く根元には輪と短い刄が付いている、 輪にワイヤーを通し巻き取る事で絡めた物を切り刻める──と言う訳だ これで、奴はズタボロだ、そこに先程上に投げたダガーが落ちてくる、 あ-起動させんの早かったか… 背中に数本刺さっているが、致命傷とは行かねえだろう、俺は刀を拾い倒れている奴に近づく 「おい、なぁ、まだやれんだろ?」 柄で頭を数回小突くと柄を掴まれた、 瞬間、空気が変わった、もう脚は縛ってねえ…俺は一気に距離を取る、あの傷じゃここ迄は… 奴は立ち上がると、頭上に構え俺に向かってくる、 …速っ…回避が遅れ、振り下ろしに対してワイヤーの束で受け流すが、直後ワイヤーを通して電撃が走った 「っがああぁあぁぁぁ!」 …一瞬気を失っていたらしい、気が付いたら腹の辺りが凍っていた、更に追撃が来る…奴の拳が燃えている様に見えた、 止め処無く来る連打の中で、笑いが込み上げ止まらなくなっていた 「ッハハハハハハ…いいねぇ、サイコーだよ、あんた…もっとだ…もっと愉しもうぜぇ!」 最後に、止めと言わんばかりの一撃で殴り飛ばされる 「痛ってえな、まだまだこれからだぜ、っ…クソッ体が動かねえ…まだやれんだろ、っつ-かやらせろ!なんで俺の方が先に動けなくなってんだよ!」 「うるさい」 鞘で顎先をはたかれる 「がっ…くそが…憶えて…やがれ…」 《2120時》 【カザン:イカス治療院】 …っ、──ここは…? 気が付くとベッドで寝ていた…なんで?…奴は?…つ-かどこだよここ、誰が連れて来た?… 尽きぬ疑問が巡る中、誰かが話し掛けてきた 「やぁ、起きたね、調子はどうだい?」 誰?…なんか軽薄そうな男が居た… 「君の怪我ね、チョチョイのチョイと直しておいたよ、多分平気じゃない?」 ………医者!?こいつが!?まぁ確かに、白衣着てるし、そう言われればそうかもしれないが…しっくりこねえな。 「そう言えば、あいつ、あいつはどうしたよ?」 「あいつ?…ああもう一人の彼ね、彼も直したけど、まだ起きてこないねえ、 彼、君より酷かったのに、君を担いでここまで来たみたいだよ、君は火傷に全身打撲、彼は全身刃物傷だらけだったよ」 …なんで俺を助ける気に?まぁ敗けちまった訳だから、命があって儲けもんか… またやりてえが、殆ど手の内晒しちまったもんなぁ、 しかし初撃のアレ、なんで殴った?抜いてりゃアレで終わったのに… 「あ、そうそう治療費は先に起きた方に頼もうと思ってたから、君お願いね」 「え!?俺が!?」 「いいじゃない、そんなに高くはないよ、と言う訳でこれ徴収書」 渋々受け取り、額を見る 『治療代・35G、イカス』 簡素だな-、まあ払ってやるか、 「仕方ねーな、じゃああいつが起きたら俺の所に来いって伝えとけ、俺は寝る」 「あ、そうそう、君の名前は?」 「あ?カガリ(篝)だ、」 そう言い横になる、傍から見たら不貞寝に見えそうだな… 【カガリ編・一日目終】
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/31.html
装飾品 名称 効果 価格 説明 備考 アタックリングI ATK+3MAT+3 200 異能者の力を高める指輪 1章/3Dz回収後 アタックリングⅡ ATK+5MAT+5 4000 アタックリングを強化した指輪 工業開発区Lv4 ガードリングI DEF+3MDF+3 200 異能者の守りを高める指輪 1章/3Dz回収後宝箱:1章/逆サ都庁/11F ガードリングⅡ DEF+5MDF+5 4000 ガードリングを強化した指輪 工業開発区Lv4 フェザーリングI SPD+8回避率+3% 300 異能者の速度を高める指輪 工業開発区Lv1宝箱:2章/豊島水道/横洞エリアB フェザーリングⅡ SPD+15回避率+5% 7500 フェザーリングを強化した指輪 工業開発区Lv5 キラーバンド 通常攻撃のCRT率+50% 1500 急所を狙えるバンド 工業開発区Lv3 サバイバルベルト ATK+5SPD+5回避率+3% 4000 野戦に適したベルト 工業開発区Lv5クエスト:遺品を探しています宝箱:3章/常夜の丘/月夜ノ迷イ路 ギガントメダル ATK+10MAT+10SPD+10 力を最大限に高めるメダル SKY居住区 タフネスメダル DEF+5MDF+5回避率+3% 守りを最大限に高めるメダル SKY居住区Lv2 リングオブサン ATK+15MAT+15通常攻撃のCRT率+50% 好感度:チェロン ガトウのバンダナ ATK+5MAT+5DEF+5MDF+5 ガトウ愛用のバンダナ 2章/山手線天球儀/中枢ポイント セイントリング ATK+10MAT+10DEF+10MDF+10 装備者を守る聖なる腕輪 5F能力開発室:全奥義習得後隠しダンジョン ラピッドリング SPD+50回避率+5% 神速が得られる指輪 隠しダンジョン パラスガード 麻痺50%回避 150 状態異常【麻痺】を50%の確率で防ぐ 1章/3Dz回収後宝箱:1章/逆サ都庁/11F パラスカット 麻痺無効 状態異常【麻痺】を100%防ぐ 自衛隊駐屯区 バーンズガード 火傷50%回避 150 状態異常【火傷】を50%の確率で防ぐ 1章/3Dz回収後 バーンズカット 火傷無効 状態異常【火傷】を100%防ぐ 発電室 ベノムガード 毒50%回避 150 状態異常【毒】を50%の確率で防ぐ 1.5章宝箱:1.5章/繁花樹海/道玄下路地 ベノムカット 毒無効 状態異常【毒】を100%防ぐ 居住フロアB(元気な女性)(フロアC改修済) ブラインドガード 盲目50%回避 200 状態異常【盲目】を50%の確率で防ぐ 1.5章宝箱:1.5章/繁花樹海/センター街宝箱:3章/常夜の丘/墓標エリア1 ブラインドカット 盲目無効 状態異常【盲目】を100%防ぐ クエスト:本を探しています居住フロアB(元気な女性) コンフュガード 混乱50%回避錯乱50%回避 800 状態異常【混乱】【錯乱】を50%の確率で防ぐ 工業開発区Lv2宝箱:3章/常夜の丘/墓標エリア2 コンフュカット 混乱無効錯乱無効 状態異常【混乱】【錯乱】を100%防ぐ 居住フロアB(寡黙な女の子)(フロアD改修済) ダウナーガード ダウナー50%回避 800 状態異常【ダウナー】を50%の確率で防ぐ 工業開発区Lv2 ダウナーカット ダウナー無効 状態異常【ダウナー】を100%防ぐ 居住フロアB(寡黙な女の子) デッドガード 即死50%回避 800 状態異常【即死】を50%の確率で防ぐ 工業開発区Lv2宝箱:3章/常夜の丘/墓標エリア4 デッドカット 即死無効 状態異常【即死】を100%防ぐ 医務室 ストーンガード 石化50%回避 1000 状態異常【石化】を50%の確率で防ぐ 工業開発区Lv3 ストーンカット 石化無効 状態異常【石化】を100%防ぐ 居住フロアB(寡黙な女の子)(フロアC改修済) スリープガード 睡眠50%回避 1200 状態異常【睡眠】を50%の確率で防ぐ 工業開発区Lv4 スリープカット 睡眠無効 状態異常【睡眠】を100%防ぐ 居住フロアB(元気な女性)(フロアD改修済) ストップガード 行動不能50%回避 1200 状態異常【行動不能】を50%の確率で防ぐ 工業開発区Lv4宝箱:5章/繁花樹海/宮下路地北 ストップカット 行動不能無効 状態異常【行動不能】を100%防ぐ 居住フロアB(寡黙な女の子)(フロアE改修済)宝箱:6章/東京地下道 至台場/横洞エリアB フロストガード 凍傷50%回避 2000 状態異常【凍傷】を50%の確率で防ぐ 工業開発区Lv6宝箱:7章/拾参号氷海/ショップ街2F フロストカット 凍傷無効 状態異常【凍傷】を100%防ぐ クエスト:童話の本を探しています居住フロアB(元気な女性)(フロアE改修済) フィジカルガード 毒50%回避麻痺50%回避出血50%回避 2000 毒、麻痺、出血を50%の確率で防ぐ 工業開発区Lv3宝箱:2章/豊島水道/横洞エリアB マインドガード 混乱50%回避錯乱50%回避呪い50%回避ダウナー50%回避 混乱、錯乱、呪い、ダウナーを50%の確率で防ぐ 居住フロアD(生意気な男の子) バッドガード 全状態異常50%回避 全状態異常を50%の確率で防ぐ 救助45人宝箱/真竜の領域β キングスガード 全状態異常55%回避 全状態異常を55%の確率で防ぐ 好感度:エメル オールガード 全状態異常無効 全状態異常を100%防ぐ 宝箱:ボス部屋(幻視女帝) エクスアッパー 獲得EXP120% 取得EXPが1.2倍になる 救助30人 エクスアッパーG 獲得EXP130% 取得EXPが1.3倍になる ムラクモ居住区Lv2 スキルアッパー 獲得SP120% 取得SPが1.2倍になる 救助15人 スキルアッパーG 獲得SP130% 取得SPが1.3倍になる 会議室Lv2 とってもアッパー 獲得EXP120%獲得SP120% 取得EXPとSPが1.2倍になる クエスト:最後の素材を探して マインドブースター EXゲージ増加量UP 攻撃時のエグゾーストゲージの増加量アップ スカイラウンジLv2 ローグスバンド ドロップ確率50%UP 敵がアイテムを落とす確率が50%アップする 居住フロアD(生意気な男の子)(フロアE改修済) 居合の心得 バトル開始時居合状態 居合状態でバトルを開始できる 居住フロアD(はんなりお姉さん)(フロアE改修済)
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/6.html
投下行きます。長くなったので前・後の2回に分けます。 ・固有名詞は特になし。 ・ルシェローグ♂×黒髪サムライ♀ ・特殊属性。耳責め、足責めアリ。 ・中盤の帝竜の名前などのネタバレあり。 ・黒咲練導『放課後プレイ』がネタの着想元 ・連載分のネタが有るよーな無いよーな感じなので単行本派の方は一応注意を。 いつもどおりのノックがあったんで、ドアを開けると黒髪ぱっつんの女サムライが居て、 「ちぃーっす、遊びにきてやったわよー」 普通に挨拶された。 おかしい。 何でそんなフツーなんだ。ヘンなもんでも食ったのか、こいつ? ここ最近は、会うなり抱きついてくるか、いきなりキスかの二択だったのに。 「どーしたよ、今日はやけに普通じゃねーか」 しかし奇行もされなきゃされないでちょっと寂しかったり。オレも勝手なもんで ある。 「何よ、それってあたしがいつもはヘンってこと?」 やはりおかしい。 普段だったらこんな失礼なクチきいたら蹴りの2,3発 飛んでくるのがデフォなんだが、何でそんなおとなしいんだ。 しかし、なんと言えばいいのだろう? 服装は同じなのだがいつもと雰囲気が違 う。 今日のこいつは、かわいいと言うか、綺麗と言うか……なんか色っぽい。 「ま、とにかくあがれよ」 手招きしながら入室を進めたのだが、こいつははそれをさえぎって、 「あっ、あのさ。それなんだけど……出かけない?」 うつむき加減につぶやきながら、さらに小さな声でふたりだけで、と付け加える 。 いよいよもって本格的に様子がおかしい。 こいつが何かやりたいと思ったとき、それは脳内では既に決定事項であり拒否は 決して許されない。 そんなこいつがオレの意思をいちいち確かめるだと? 「……は? デートでもすんのかよ?」 しかし待て待て、オレらが一緒に遊んでるとこ他人に見られんのは何かとまずい 。 表向きには仲悪いことになってんだからよ。 「待ち合わせって意味じゃデートだけど……なんて言うの、果し合い?」 フツーのデートなんてありえんと思ってたが、出たよ。物騒な単語が。 「ンだよ……まだ昔のアレ根にもってんのかよ」 対竜戦闘に比べりゃじゃれ合いみたいなモンだが、オレとこいつは過去に結構や りあった。 自慢するわけではないが、対戦成績はオレが大きく勝ち越してんだがな。 「当たり前でしょ、アンタ勝ち逃げするつもり?」 こいつとにかくしつこくて『自分が勝つまでやる』主義だから、昔はずいぶん付 きまとわれたもんだ。 ……ま、その過程でうっかりお互い愛をはぐくんじゃったりしたのはご愛嬌。 「じゃ、いーよもう、アレはオレの負けってことで」 だけどぶっちゃけ、いまさら決着つけるとか超めんどい。 「そんなんで納得いくわけ無いじゃんっ! アンタそれでもキンタマ付いてるの っ?!」 「付いてるよ……見た事あンだろ?」 言ってからいろいろ失言だと思ったがもう遅い。 「うぇ?! み、見たって、その…ぅ…くっ……」 こいつの顔が見る見るうちに真っ赤に染まっていく。イカン、こっちにまで恥ず かしさが伝染してきた。 「――っ、このっ! セクハラッ!!」 照れ隠しもあるのだろうが流石に蹴りが飛んで来た。黒タイツにぴっちり包まれ た脚が すらりと伸びてオレの顔面を狙ってくる。しかしオレのチョンボだ、この蹴りは あえて喰らおう。 ……痛ってぇ。超痛ってぇ。 オレが蹴られた頬をさする間に、こいつはググっとこぶしを握り締めながら力説 する。 「そんなだからダメなのよっ! 思えば最近のあたし達はただれすぎだったわ! 会ったらその、ほとんど必ず………………して、ばっかだし」 ……まあ、お互いヤりたい盛りだからなぁ。 「んで、シバきあいして気ィ引き締めましょうってワケか」 「そーそー。ここ数日なんかイライラするから、アンタ殴ってスッキリしときた いし」 さも当然げにそんな怖いことを言うな。お前はどこのガキ大将だ。 「超ダリぃ……」 「うっさいっ! あたしが行くっつったら行くの! 返事は『はい』か『イエス 』以外認めないからねっ!」 調子が出てきたのかいつも通りのわがままっぷり。うむ、やはりこいつはこうで なくては。 「へーへー、行きゃいいんだろ、行きゃぁ」 「わかったところで模擬戦の準備なさい。言っとくけど今日は絶対えっち禁止だ からねっ!!」 そんなの別にかまわん。オレとしちゃお前とこーやって会えるだけでも結構嬉し いし。 ……なーんて青春真っ只中の恥ずい本音はおくびにも出さずに、 「八割方お前から誘って来るクセによく言うぜ……」 つとめてダルそうに口答えしてしまうオレ。こんなだから行き違いばかりっての はわかってんだがなあ。 「その誘いに必ず乗っといてよく言うわ。アンタがヘタレだからそーなるんじゃ んっ! 大体アンタ一国の皇女をキズモノにしといて畏れとか敬いってモンが足りないの よ!」 「ゆっとくがお前がキズモノになった日、押し倒してきたのはお前の方からだ」 「うぁ……うぅっ…だって、だって、あ、アレはぁっ……『痛かったら止めるか ?』って、あそこまでやっといて アンタがいうから……だっ、だけどあたしはあの日のうちにアンタと一つになり たかったからぁっ……」 頼むから恥ずかしいカミングアウトをやんないでください。 いやまあ、思い返せばアレもずいぶんヘタレだった。すまん……って、心ン中で 謝っても意味ねーけど。 「ちょ……落ち着けって」 「――って、なに言わせんのよ、ばかぁーっ! 」 顔を真っ赤にしたこいつの本気の一蹴が飛んできた。やべぇコレまともに喰らっ たら死ぬ。 どうにか回避はしたものの、しかし流石は無手サムライ。なんつー言う全身凶器 だよ。 「あーもームカつくっ! あーもームカつくっ! アンタぜっっったいに後でボ ッコボコにしてやるわっ!! とにかくっ! 3時間後に小洞で殺りあうからねっ! 首を洗って待ってなさいよ っ!!」 と、頭のわるそうな捨て台詞を言い捨て、こいつは玄関から飛び出していった。 アレか。 お前は少年漫画の敵役か。 ♂♀ ぎぃん。 拳と刃が交錯する。 金属質の音と共に、マナの青白い飛沫が燐火のごとく発光して舞い落ちる。 収束させたマナを手先にまとった無手サムライの素拳は、竜のウロコすら貫く硬 度を誇るっつーけど なんてぇ硬いゲンコツだ。デタラメにも程がある。 「ほらほらぁ! あたしが素手だからって手ぇ抜いてんじゃないわよっ!!」 実に良い顔してる。相手を打ち倒さんと欲する闘争者の顔だ。 黒タイツに包まれ鍛え上げられた肢体からは、一撃必殺な拳技蹴技の数々がオレ に向かって撃ち放たれる。 長い黒髪は大気の流れを孕んでそよぎ、ふうわりと広がる。綺麗だ、と素直に思 う。 面と向かって言ったことは無いが、やはりこいつが一番輝くのは戦いの場なのだ と再認識する。 「手加減する余裕なんてねーよ。こっちゃ模擬戦用のダガーなんだぜ」 とは言え、見惚れている暇など無い。拳の乱打を刃を使って受け流す。 刃を潰したオモチャ同然のこんな短刀でも、やり方次第でマナに守られたこいつ の拳に 傷を負わせることは可能だろうが、今日は相手の破壊が目的じゃぁない。 少しでも長く恋人とのダンスを楽しみたいんでな。 ――が、ちまちま剣戟をやり取りしたいって望みかなわず、こいつは一気に勝負 に来た。 「何よ、いまさら泣き言? あたしは実剣でもいいって、言った――でしょおぉ っ!!」 やれやれ、相変わらず気ィ短いこって。 鎧通し。裂帛の気合と共に貫き手の形に構えられた手刀が、オレの胸を目指して 深く鋭く突き込まれて来た。 手の器用さと刃の切れ味を併せ持つ強力なサムライ技だ。避けてはならない。 避ければそのまま掴みが来る。投げと関節技がこいつの流派の真骨頂なのだから 。 よって迎撃。手刀を刃で舐めるように絡めつけて流そうとすれば――こいつは刃 を握って止めに来た。 やれやれ、刃を潰しているとは言え非常識な。しかしこいつは実刀であっても同 じ事をやるだろう。 そのままお見合いしてたら、膠着を嫌ったこいつの蹴りが右から飛んで来た。っ たく、足クセ悪いな、おい。 いくらリーチが長いからって移動手段を安易に攻撃に使ってんじゃねェ――だか ら、またオレが勝っちまうんだ。 手を離し、ダガーを捨てる。はっ、とこいつがミスを悟った顔になったがもう遅 い。 スウェーバックして蹴りをかわし、フリーになった両手で蹴り脚の戻しを許さず 捕らえる。 戻しとは言え流石に重い。だが踏ん張れオレ。こらえきったら後は簡単、体を崩 させ一気に踊りかかった。 予備の短剣を鞘から抜いて刃で腿の脈を撫で、わき腹を刺し、最後に喉元へと突 きつけ、寸止め。 模擬刀だから切れはしないが、こいつの体を包む黒タイツにひきつれた様な痕が はっきり残った。 「ほれ、コレで死んだ」 「……っ、くぅ……っ!」 いかにも悔しそうに顔をゆがめ、目には涙さえ浮かべている。 コレで本日オレの3連勝。通算では76勝3敗2分け。 だからってオレがすげー強いわけでも、こいつの修行が足りてないわけでもない 。相性の問題だ。 ネパンで発達したローグのスキルの数々は、アイゼンのサムライ達を仮想敵とし て特化しているからだ。 こいつもそんな事は百も承知で、不利と分かって突っかかってくるんだから恐れ 入る。 「いつまでそんなの突きつけてんのよ、いいかげん引っ込めなさい」 「へぃへぃ」 言われるままにダガーを納める。ちなみにこいつ、負けを認めても絶対『まいっ た』って言いやがらねえ。 「あーもー、何でこんなチビに勝てないのよっ!!」 流石に互いに呼吸は荒い。ぜぇはぁ言いながらもこいつの悪態だけはいつだって 一人前だ。 「お前は早漏すぎんだよ。勝負を急ぎすぎ」 「ふん、早漏野郎にだけは言われたくないわ」 ……悪かったな。 「何でもかんでも足出す癖は直しとけって、いつも言ってんだろ。 だいたいお前、このパターンで負けるの何回目だよ。ちったぁ学べ」 「うっさいっ! アンタいつからあたしの先生になったのよ。ルシェの分際で生 意気だわ!」 「あのさ、皇女サマよ。お前の立場だったらガチで暗殺者と殺りあう可能性もあ るわけだ。 毒が来るかもしれん。矢が来るかもしれん。だけどシンプルに正面からの襲撃だ った場合、 今のクセをなおしときゃちったぁ生存率も上がるだろ? ……その、心配なんだ 」 おせっかいではあるのだが、前々から一度言っておこうと思ってたことがつい口 から出てしまう。 「そんなの余計なお世話っ――」こいつは一度怒鳴りかけたのだが「――ぁ、ご めん。確かにそうよね」 思い至る所もあったのだろう、しゅんとなってうなだれた。 どうした、今日はやけに素直じゃねえか。かわいいぞ。 しかし、今日のこいつはぶっちゃけ弱い。攻めはワンパターンだし身体のキレは 鈍い。 向こうからケンカ吹っかけてくるぐらいだから、オレを圧倒する算段でもついた のかと思って、 ちったぁ楽しみにしてたのによ。そもそもやり合いながらもどっか上の空って感 じだ。 ……なんかあったのか? 「休憩するわよ」 言われて地面にぺたりと座り込む。やれやれ、三連戦もやると流石に疲れる。 ひんやりと冷たい砂地が火照った身体に心地よい。 ここは名も無き小洞。洞の奥地にちょっとやそっとじゃ分からない隠し通路があ って、 その先に存在するこの空間は密会するにはなかなかいい場所だ。 あいつはと言えば岩肌から湧き出るマナ水を飲んでいる。 てのひらにすくい取った液体を、舌を伸ばしてぺろりと舐めとる姿がどうにも艶 かしい。 「……ったく、ムカつくわ」 マナ水で気力が回復すれば、こいつは怒りやいらだちが復活したのかカタナを抜 いて そこらの岩に斬りつけはじめた。腕がいいのか物がいいのか次々と岩が割られて いく。 しかし言っちゃなんだが、まんまキチガイに刃物だろ、コレ。 「物に八つ当たりすんな。みっともない」 「うっさいっ! 試し切りよ試し切りっ! 新品だからどのぐらい切れるか知っ ときたいだけっ!」 「試しならそれこそ岩なんて止めとけよ、刃が痛むだろ。大事に扱えっての」 「いいのよ、カタナなんて飾りなんだからっ!」 「そりゃ無手スタイルのお前はそうなんだろうけどさ、カタナってサムライの魂 とか――あぶねぇっ!!」 ばきぃん、と、乾いた音がして。 いわんこっちゃねぇ。高い硬度の原石にでもぶちあたったか、 カタナの切っ先が折れて――オレの方へぶっ飛んできた。 「……つっ」 頬が熱い。 座っていたのが災いしてかわし損ねた。それでも折れた瞬間に気付かなければ顔 面直撃コースだった。 触ればぬるりと血が指先にこびり付く。まあ、皮一枚ってところですんだようだ 。 適切に処理すりゃ痕もほとんど残らないだろう。 「ごっ……ご、ごめんっ!! 大丈夫?!」 あいつが血相を変えて駆け寄ってくる。 「あたしが…あたしのせいでっ……ごめんなさい……」 自分が痛いわけでもないだろうに、なんだか今にも泣きそう。 まるで牙を抜かれたサーベルタイガーだ。 「……いいって。たいした傷じゃねーよ」 元はといえばこいつが悪いわけだが、そんな顔されると責めるに責められん。 「でっ、でもっ……ちょっと、見せてよ」 吐息がかかるほどに顔が近づき、あいつはオレの顔をすっと捕らえてまじまじと ながめて来た。 近づきすぎだ。汗をかいたあとだけに、ツンと漂うおんなのこ特有の匂いが鼻腔 をくすぐってくる。 「ごめん……ホントごめんなさい……」 「たいした傷じゃねーだろ。こんなんつばでも付けときゃ治……」 言いかけて、自分で自分の頬を舐めるのは無理と悟って苦笑したのだが―― 「じゃあ、その……」 「ん? おい?」 こいつの雰囲気が一変している。そして気付いたときにはもう遅かった。 「あたしが、つば、つけたげるね」 くちゅ。 「お、おいっ!」 止める間もなくこいつはオレの頬を舐め始めた。 れろり、と。 オレが痛まないように気遣いながら、傷にそって舌が上下する。 「ちょ…お前っ、なぁ……?」 「ん、んぅ……」 ぜんぜん聞いちゃいねぇ。って言うか、キズ舐めでヘンな声だすな。 「待てって……」 「んっ…ん……アンタの、匂いが、するぅ……」こいつの吐息がやばい感じで荒 くなってきた。 唾液を塗り広げてくる舌が、頬をくすぐりどうにもこそばゆい。 ……どーするよ。こっちまでヘンな気分になってくるじゃねえか。 こいつの舌はオレの顔をべたべたにしながらゆるやかに移動し――ついには唇を 撫でてきた。 待て、そこは怪我した場所じゃねえ。 「もういいって……もう、いいから」 あわてて身をよじって身体を離そうとしたのだが 「だめぇ……離れちゃ、やぁ……」 とろけた目をしたこいつに拒否された。 だいたいダメって何がダメなんだ……と、ツッこむ間もなく 「……ん」 「――!」 気付けば強引に抱きしめられてキスされてた。ダメだこいつ完全にスイッチ入っ ちまってる。 「やめろって……」 押し返す。雑魚ばっかりとは言え仮にもここはダンジョンだ。 変にエスカレートする前に止めなきゃなるまい。 「だってぇ……」 こいつの顔はすっかり上気しちまってる。やべぇ、すんげぇ艶っぺぇ。 うっかり押し倒しちまいそうだが理性を総動員して衝動を押し殺し、 「どーしたんだよ……お前今日ホントおかしいぞ?」 「……ごめん」 「ごめんじゃわからん。何があったんだよ?」 「別に……何も」 「なんも無いわけないだろ」 そこでこいつはしばし悩んでいたのだが、やがてもじもじしながら口を開き、 「あっ、あのね……今日、その、ど真ん中でさ……ちょっと、気分が……」 「ど真ん中?」意味がわからん。 「だから…そっ、その……」そこで一拍置いて「……排卵日」 めちゃくちゃ生々しいワードがきちまったよ、おい。 「ンだよそれ……」 「もぉ…排卵日っていうのはぁ……おんなのこの…」単語の意味を説明し始めた こいつを押しとどめ 「待て待て、なんであるかぐらいは知ってる……その、いわゆる、危険日だろ? 」 「……うん」 なんとなくわかってきた。 ルシェに繁殖期があるように、東大陸の女にも受胎可能な時期に身体が変化する 者がいると聞く。 つまりこいつ、サカってやがるのだ。それで今日は妙に色っぽく見えてたという ワケか。 「なんかね……朝から身体が火照って…急にアンタの顔がすっごく見たくなって ……、 顔だけ見たら帰るつもりだったんだけど……やっぱり会ったら会ったで離れたく なくってさ」 「おう……」 まいった。そんな風に言われると超嬉しい。 「でもね……こんな状態でアンタの部屋上がったら、絶対えっちしちゃうだろう し、 だけど……危ない日だから、こどもとか……できたら、困るし……」 「……で、お外でケンカしましょうって持ち掛けたワケか」 こいつらしいといえばこいつらしい。ムラムラするときは運動しなさいって言う しな。 もっともこいつにゃ、ぜんっぜん効果が無かったようだが。 「うん、そんなトコ……でも、アンタの匂いかいだらなんか…我慢できなくなっ て…… 血とか舐めたらどんどん、ヘンになってきてっ……!」 喋ってるうちにまた興奮してきちまったんだろう、はっ、はっ、と犬のような荒 い呼吸をつむぎ始めた。 「……だからっ、おねがいっ……キスだけでいいの……キス、させて……よぉっ ……!」 弱った。こりゃ絶対キスだけじゃすまねえ気がする。 だけどプライドだけは帝竜クラスのこの女がここまで必死になって懇願してきて んだ。 可哀相なぐらいせつなくなっちまってるんだろう。 それを素気無く跳ねつけるほど、オレも酷薄にはなりきれなかった。 「キスだけだぞ」 ――って。 覚悟を決める暇もありゃしねえ。返事するなりいきなり唇にむしゃぶりつかれて いた。 くちびる同士の触れ合いの柔らかさや湿り気を楽しむ余裕すらなく、即行で舌が 進入してくる。 鉄の味がする。こいつがなめてたオレの血の味だろう。 「んぅっ! ふぅっ……!」 そんながっついてくるなよ、もー……。 口内に入ってきたこいつの舌にオレの歯肉が、頬裏が、そして舌先が存分に蹂躙 されていく。 「ん……っ、すき……すきぃっ!」 開始30秒で『すき』が出た。 いつもはそのセリフを言わせるために、ヘタすりゃ20分近くかわいがってやらな きゃならんことを思えば、 今日のこいつの異常なテンションの高さがうかがえる。 「――っ!」 なんか口内にドロドロした違和感を感じた。 何かと思えばたっぷりと唾液を流し込んできてやがったのだ。 若干の血臭はあるがほとんど無味だ。どうすることも出来ずにそのまま飲み込む と、 こいつは嬉しそうに微笑んだ。……くそ、そんなかわいい顔されたら文句も言え ねえ。 こっちも仕返し。適当な量の唾液を舌を伝わせこいつの口内に送り込めば、 何のためらいもなくこの女はそれを喉奥へ送り込んだ。 「あは……おいしいよぉ……」 まずい。コレすっげぇ興奮する。なんか頭がボーっとなってきた。 そのまま互いの顔が汚れるのも気にせず、舌を絡めあって唾液の交歓を続ける。 どーすんだよ、やばい方へやばい方へ流れてんぞ。どうにかイニシアチブを取っ て流れを止めねば。 キスの技術じゃこの女には絶対太刀打ちできないので、別方向から反撃してみよ う。 「ん……んん…うぅん……」 頭に手を伸ばしてさらさらの黒髪をかき分け頭を撫でてやる。こいつコレに弱い のだ。 絹糸のような滑らかな手触りを楽しんでいると、こいつも同じくオレの頭に手を つけて来て、 「――ふあっ?!」 素っ頓狂な喘ぎ。どこの小娘の声だと思ったら―― 「……どしたの、そんなかわいい声だして?」 ――違う。オレの声だった。なんだ、今のは。 「そっ、そこ……あんま触んじゃねぇ…んっ……んあぁっ!」 「ひょっとして、アンタ……耳、感じちゃうの?」 原因判明。偶発的なものだったのだろうが、気付けばこいつの指がオレの耳を撫 でていた。 触られるたびにぴりぴりとした電撃じみた感覚が意識を犯してくる。まいった、 オレにこんな弱点があったとは。 責めるつもりが責められてる、とんだヤブヘビだ。 「ばっ……そんなんじゃねー、うぅっ……ああっ、さわさわすんなぁっ!!」 やっべぇ、強がる隙すらありゃしねー。 無理やり逃げようとも、体からくたくたと力が抜けてしまってどーにもならん。 「ルシェっておんなのこが耳が弱いのは知ってたけど…… そっか……そーよね、おとこのこだって耳が弱くてもおかしくないわけよね」 人の耳いじくりながら、一人で勝手に納得してんじゃねー! 「もういいっ、いいから止めろっ……う……ううんっ!!」 「……くすっ。ルシェ奴隷風情が生意気よ。ご主人様には『止めてください』で しょ?」 ニヤつきながらなに気分出してんだよ。 「オレは奴隷じゃねーし、お前はご主人様でもねーだろーが!」 「違うもん。いーっぱい、つば付けたからもうアンタはあたしの物なんだから」 どういう理屈だそりゃ。オレは切り分けたピザかなんかか。 「クソっ……や、やめて……ください」 しかし、これ以上は逆らったところで得る物もなさそうなので、一応従ってはみ たのだが…… 「い・や♪ せっかく一方的にいじめられるチャンスなのにやめるわけ無いじゃ ない」 ド畜生。このサディストめ。さっきまでの素直でかわいいお前はどこへ行ったん だ。 「かっ、噛むな舐めるなしゃぶるなーっ!!」 「んっ……美味し……」 がっちり身体を押さえられたかと思うと、本格的な口唇での耳への愛撫がはじま った。 「あは……おもしろぉい。この……とんがってるトコ舐めるとぴくん、ってなる んだぁ」 「あっ、あっ、あ、あ、止めろっ! マジ止めっ……あ、う、あぁっ!!」 たまらず嬌声が喉からダダ漏れになる。拷問に対する訓練は一通り受けたが、こ りゃ流石に耐え切れん。 責められてるのが耳だけに、ちゅぱちゅぱと吸い付く粘着質な音がダイレクトに 聞こえてしまう。 「ね……舌、入れていい?」 どこにだ。 わかってるけど理解したくねえっ! 「だっ、駄目に決まってんだろ!!」 「返事は『はい』か『イエス』以外認めないって言わなかったかしら?」 「ざっけんな! バカやろぉ……あぁっ?! あぁぁああぁあっ?!」 そこで突然すべての音がくぐもる。 強烈な性感に一瞬だけだが意識がトび、耳孔に舌を挿れられたのだと後から理解 する。 流し込まれた唾液を潤滑油にして、じゅぽっじゅぽっ、と舌が抽送する音だけが やけに大きく聞こえる。 耳をふさがれ、叫び狂う自分の声さえどこか遠く感じる。 温かく、ぬるりとした舌先が耳の内壁を撫で回す感触は どうしようもなくおぞましいが、同時にたまらなく気持ちがいい。 しっかし好き放題してくれやがって。中耳炎とかになったらどうしてくれる。 「てめっ……あああっ! ヘンな病気とかっ……うぁぁああっ!」 たまりかねて文句を言うが、性感で舌がもつれて抗議の言葉がほとんど意味をな さない。 「んふゅ? あしょでひゃんとありゃったふぇる」 オレの耳はふさがれてるし、こいつの舌は差し込みっぱなしだし、 この女の方もあらゆる意味で何言ってんだかさっぱりわからねえ。 「んっ……かわいい…おとこのこのルシェ耳かわいいよぉ……」 いったん舌が引っこ抜かれたかと思うと、間髪おかずに外耳部がしゃぶられ始め る。 唇が耳のふちをなぞり、舌がひだをかきわけ、歯はあまがみしてくる。 もーダメだ。なんか目の前がまっしろンなってきた。 「ね、ね……からだ、震えてきたよぉ? ひょっとしてイキそう? ね、イキそ う?」 うるせぇ、黙れ。耳でイクとか今日まで考えたことも無かったわ! 「なんか言いなさいよ、もー」 「……っ、このっ、変態おんなっ!」 「へぇ生意気言ってくれるじゃん。奴隷って立場がわかってないのかしら? … …お仕置きが必要なよーね」 「ちょっ、テメェっ、何を――――――――っっ!!」 息が詰まってもう声すらでなかった。耳孔に、奥の奥まで舌をぶち込まれていた のだ。 責められてる場所が場所だけに、脳を直接舐められてる錯覚さえおぼえ、 その錯覚がびりびりとした快感を首から上すべてに発生させていた。 「――――あ、あ、あ、ああぁぁぁあぁっ!?」 嬌声が止まらない。全身がガクガクとふるえ、視界が白濁する。 射精こそ伴わなかったが、カラダは間違いなく絶頂を迎えていた。 「えへへへ……アンタのお耳の処女、もらっちゃったぁ……」 ……うううっ、またこいつに汚されてしまった。 こーゆーのを処女というのかどうかは知らんが、 間違いなく人として大事な何かを失ってしまった気がする。 身体に力が入らん。 「ね、耳いじめられてどんな気持ちだった?」 「……るっせ……お前の耳責めは雑誌掲載時にモザイクがかかるレベルだ!!」 錯乱してるせいか、意味不明の悪態が口から飛び出してくる。 「失礼ね。そこまで猥褻じゃないわよ」 いーや、エロい。お前はすげーエロい女だ。 「やかましいっ! テメェは存在そのものがワイセツ物だっ!」 「ふーん、じゃあ、耳なんていじめられて ワイセツ物をおっきくしちゃってるのはどこのヘンタイ坊やかしらー?」 「げ。」 まさに『体は正直』という奴で、興奮したオレの息子がガチガチんなってた。 「ふふ、やーらし。おちんちんこんなに膨らましちゃって、なに期待してんのよ ぉ?」 「……なんも期待とかしてねえよ、バカ」 「ふーん、あっそ。じゃあ勝手にやらせてもらうわ」 言うが早いかオレのズボンをくつろげさせ、すっかり慣れた手つきで硬くなった オレ自身を取り出した。 「お前っ……! えっち禁止とか言ってたのはなんなんだよっ!」 「……言ってないもん、そんなこと」 すっとぼけやがった! そこまでしてヤりたいか、この発情娘! 「いーや、言った! 絶対言った!!」 「あたしがいつそんな事いったんですかー、何時何分何秒エデンが何回まわった ときー?」 「ガキかお前は!」 「じゃあ、もう、子供って事でいいから……」 流石に自分でもむちゃくちゃ言ってるのが分かってるのか、だんだん声のトーン が落ちてきた。 「ガキはお前みたいにエロい事しない!!」 「じゃっ、じゃぁっ、おちんちん触るだけだから、それで我慢するからっ……… ………だめ?」 親に怒られた子供みたいにしゅんとなってるが、言ってることはイヤな意味でオ トナだ。 って言うか、もう触ってんじゃねえか。しごくな。手つきエロいんだよ。 「ダメ。触るのも舐めるのも挿れるのも全部ダメだ!」 きっぱり即答。それだけで終わるわけがねー。 「だいたい今日はヤバい日なんだろ? ……その、また、今度、ちゃんとしよう ぜ」 ここまでやられたらオレだって最後までしたいのは山々だが、 『今日は危険日』と言われた上で手をつけるほどの根性や覚悟はない。 「……わかったわ」 やれやれ、やっと引き下がってくれたか――などと一瞬でも思ったオレがバカだ った。 「触るのも舐めるのもダメなら、踏んづけてやるわ!」 唐突に立ち上がり履物を脱ぎ捨てたかと思うと、脚を覆った黒タイツがつま先で オレの剛直を圧迫してきた。 「……はぁっ?! ちょ、なに考えてっ、うぉぉおおっ?!」 「逃げちゃダメよ。逃げたら踏みっ潰してやるからね!」 なんと言うことだ。息子が人質に取られてしまった。 タイツのじょりっとした感触がサオをなで上げてくる。 屈辱的だが指や舌とは一味違うその新鮮な感覚に思わずうめきがでてしまう。 「ぅあっ……あぁっ……!」 「おちんちん踏まれてなによがってんのよぉ、この変態」 「んっううっ……変態はお前だ! チンコ踏んづけて嬉しそうな顔しやがって! 」 「……してないもん。そんな顔」 「ほぉ、言うじゃねーか。じゃあ、見せてやるよ」 オレは短刀を一本引き抜く。名匠の手によって輝くほどに磨き上げた自慢の一刀 だ。 そう、その側面は鏡のごとく研ぎ澄まされているのだ。 「う、ううっ……」 頬染め、酔ったように焦点のあってない瞳が細まって、短剣の腹を覗き込んでい る。 発情しきったこいつ自身の顔がうつし出されているはずだ。 「見えンだろ? それがお前のヘンタイ面だ。この助平」 まあ多少の溜飲は下がったが、てんで意味の無い反撃だ。 ――って言うか、こんなの相手の怒りを誘うだけなワケで、 「……いってくれるじゃない。いつまでその強がりが続くかしら?」 くすっと悪戯っぽく微笑むと、足指先は大きく開き器用にもカリのあたりをつま んでしごいてくる。 「――っ、は! お前っ……こんなの初めてのくせに上手すぎんだろ!」 「だって、れんしゅう……したから。カタナの鞘で」 サムライの魂をなにに使ってやがる。このバチあたりめ。 「あはぁ……やっぱしアンタはそーろー野郎よねぇ。もうおちんちんからヨダレ 出てきたよぉ……」 言われなくとも分かってる。先走りの汁が鈴口から漏れまくってる。 粘度の高いその分泌液はオレのサオとこいつの足裏にたっぷり絡み、はからずも 摩擦をスムーズにしてしまう。 あったかい。足裏がぴったりと張り付き、体温をダイレクトに伝えてきた。 「あーあ、もうはけないわ、このタイツ。ルシェのお汁なんかで汚れちゃったぁ ……」 黒タイツは潤滑油を得てより大胆に動き始め、にちゃ、ぐちゃ、と音を立てなが ら 激しさを増しつつ剛直を撫で回してくる。 そういえば、今日はオレばかり責められていて、こいつはずいぶん物足りなくな ってる筈だが、 「ンっ、んあぁっ……」 やっぱり悪いクセがでてる。 こいつ、エロく興奮すると自分の指をなめ始めるのだ。 逡巡するかのように唇まわりをくにくに弄くってたその指は、 やがて人差し指と中指の二本が口内に突っ込まれた。 性感帯を探るように指は口ン中をかき回し、ときおり唾液の糸を引きつつ出し入 れされる。 ……フェラチオみてぇ。 っていうか、はじめての時から異常にフェラが上手かったが、それもこの『練習 』の成果なのだろう。 余談であるがこの女、口内で舌だけを使ってさくらんぼの茎をちょうちょ結びに 出来る。 その器用すぎる舌先から繰り出される舌技の鋭さといったら、コレがもう…… ……って、いやいやいや、今はそんな場合じゃねえ。 「はやく……はやくイッちゃいなさいよ、もー」 「っ、はぁっ……オレをとっとイカせて次は自分がしてほしいってか? このエ ロ娘っ!」 「……うっさい」 図星だったようで、声に余裕がまったく無い。 ――が、余裕が無いのはオレも同じかそれ以上で、 「なによ……偉そーなコト言っといて、何でお汁に白いのが混ざってんのよぉ。 ねえ、何コレ? この白いのはなんなの、ねぇってば!」 知ってるクセに聞いてきてんじゃねえ。 それはもちろん精液で、我慢しようにも仕切れなかった部分が内圧に押されて ちょろちょろ漏れ出してきてるのだ。 「イッちゃえ、ばか……はやくぅ……」 だが、焦ってんのか足の動きが雑になってきた。ただ体重をかけてぐいぐいと押 し込んでくるだけ。 マゾの奴ならともかく、こんなの痛いばっかでイカせるには逆効果だ。 「何でせーえきださないのよぉ……」 涙目になった悲しげな顔で、そんないやらしいことを言うんじゃない。ギャップ が酷すぎる。 「なんでって……そりゃ、お前……」痛ェんだよ。 「あっ、そうだ!」 だけど今度は唐突に、素晴らしいことを思いついたと言うような晴れやかな顔つ きする。 くるくる表情が変わって忙しい奴。そこがかわいいトコでもあるんだが。 「いいもの見せてあげよっか?」 「……いいもの?」 すごく良くないものの予感がビンビンする。 「美少女のオナニーショウ」 言うなり、舐めて濡らしていた指先を自分の股下へと伸ばしていく。 そこも同じく濡れていて、クリトリスは黒タイツを押し上げてピンと勃っている 。 タイツ越しでもそこがすでに発情しきっているのが十分理解できた。 「んぁっ、ああっ……こんなっ、濡れちゃっ……あ、あ、んっ、んんっ! ……見られちゃっ、あ、あ、あぁぁぁあぁっ?!」 そして宣言どおり始まる自慰行為。 タイツの上から濡れた割れ目をこすり上げ、膨らんだ女芽を押しつぶす。 ……やべぇ、女のオナニーなんてはじめてみちゃったよ。 だけどお前、オナニーショウがどうとか言う以前に せつなくなりすぎて単に我慢できなくなっただけだよな! 「見られて興奮してるのかよ、このヘンタイ女……っ!」 「うん、見られてこーふんしちゃってるのぉっ!」 ねちゃねちゃと、いやらしい音を立てながら濡れたタイツがかき回される。 指での刺激が途絶えた口が物寂しくなったか、舌がてろりとはみ出して自身の唇 をべろべろなめずっている。 それでいて、顔にはどこか恥じらいが残っているのが最高のアクセントになって いた。 「がっ……やべっ……!!」 流石に。流石にこんな極上のオカズを見せ付けられては、 踏みつけられてたオレの息子もこれ以上は我慢が利かず 「あはっ……! でたぁ! せーえきでたぁ!」 身体の奥底から尿道を押し広げて、どくん、どくんと、たまらない量の精液が噴 出し始める。 「くああぁっ!!」 耐えられるだけ耐えただけあって、めちゃくちゃ気持ちいい。 腹に引っ付くほど踏んづけられた状態で射精したもんだから、着衣のみならず、 顔にまで精液が届いてエラい事になっちまってるがな……。 「んん……べったベタになっちゃったぁ……」 もちろん、剛直を踏んづけていたこいつの足裏も無事ですむわけが無く、 黒いタイツに白い粘液がまだらにこびり付いてドロッドロに汚れている。 そればかりか、いまだ射精を続ける鈴口に足の親指を押し付けて、 望んで精液を足裏で受け止めている。 そればかりか女陰をまさぐる自信の指の動きも継続し、 タイツと指のあいだにはねっとりとした粘液の糸が引いていた。 「やぁっ、んんっ! あぁ……あったかぁい……」、 それはそれは嬉しそうな顔をして、絶頂直後の亀頭に精液を撫で付けながら ぐにぐにしてくるもんだから、こっちとしては刺激が強すぎて正直たまらない。 「ばか……もう、やめろっ……!」 「ばかはどっちよ、んんっ、やめれるわけないじゃんっ! ……あたしが、あ、あぁ、あぁ、まだ、だもん……っ!」 こいつも限界が近いのか自慰の動きはいよいよ激しさを増し、 タイツ越しであっても可能な限り指に膣口を出入りさせている。 「あ?! あぁぁっ! やっ、ダメっ! イッちゃ…… 見られてイッちゃ……あ、あ、あ、あああっ、あああああっ!!」 宣言どおり達したのだろう。 びくんと一度大きくふるえたかと思うと、こいつの身体はみるまに弛緩してへた り込み、 オレの身体に覆いかぶさってきた。 }
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/72.html
「はぁ、くそ、ドジふんじまった・・・!」 ハントマンの集う、カザン共和国へ通じる小道から少し離れた所で、戦いが繰り広げられていた。 戦っている人物は、大きめの刃を持つ剣を巧みに操り、襲いくる魔物の群れに抵抗を続けていた。 だが、武器を弾き飛ばされてしまう。 「もう、駄目か・・・。これじゃ、何の為に隊長達が逃がしてくれたのか、わかんねぇや・・・」 魔物が、その者の首を狙って繰り出した攻撃は、 ―――彼に届くことは無かった。 辺りに響く、硬い物同士がぶつかりあう鈍い音。 「ぐっ・・・。ここはボクが押さえます!貴方は退いて下さい!姫様、この人の事、お任せします!」 「うん、分かった」 いきなり現われた一組の若い男女。良く見ると、少女には獣の様な耳が頭についている。 「!? ルシェ!?いっ・・・」 「怪我してるんだから、無理しないで。今、手当てするから。」 後方で、ルシェの少女は傷付いた剣士に、簡単な治療魔術を施す。 「凄いな・・・もう動ける。サンキューな!」 そう言いつつ、彼は駆け出す。自らの落とした剣へ向かって。 無防備に突っ込んでくる獲物を黙って見過ごす訳は無い、と言わんばかりに、今まで抵抗していた少年から、剣士へと目標を変更したようで、一直線に向かって行く。 「ありゃ、やっぱり都合よくは行かないか。」 迫りくる魔物をどうにかしてやり過ごさなければ、剣を拾うことは出来ない。 魔物が攻撃を繰り出す。だが、剣士は動きを見切り上手く躱す。 その後も二撃、三撃と躱していくが、四撃目を躱した所でバランスを崩してしまう。 「ヤベッ、またピンチ!」 しかし、またしても攻撃は届かない。 「何やってるんですか!?怪我人は下がって下さいよ!」 と、白髪に褐色肌の少年が言った。 「お前もルシェか、今日はよくルシェに会うなぁ。」 の、呑気なこといってないで、武器を拾って戦うか逃げるかして下さいよ! 他人をかばいながら戦うことは、正直厳しいんですから!」 事実、ルシェの少年の構える盾は、魔物によって徐々に押し込まれていく。 「りょーかい。それじゃ、反撃開始だ!」 彼の剣技は鮮やかなもので、一撃一撃にそれなりの威力があった。だが、仕留めきれない。 「くっそー、こいつタフだなー」 「我が騎士、ヒトに命ず」 後方から、少女の声が聞こえた。 「我に仇なす、あれを、討ちなさい」 「Yes.マスター!」 少女の号令とともに持てる力全てを発揮して、魔物にルシェの少年が切りかかる。 そして、そのまま魔物の頭部を捉え、一気に振り抜いた。 深々と入った切り口は完全に脳まで到着し、その組織を破壊している。 「ヒュー、やるなお前!」 「はぁ、疲れた・・・」 「お疲れ様。水、飲む?」 「はい、ありがとうございます。」 彼らは一息つくついでに、軽い会話を交わした。 「いやー、済まないな!助かったよ!」 「本当、ギリギリでした。姫様が気付いて無かったら、間に合いませんでしたよ!」 「うん、何かね、音がしたから。」 「そういやまだ自己紹介してないなー。オレはブラックって言うんだ。君達は?」 「ボクは、ヒトといいます。」 「私は、サン。」 「へぇ、どこから来たんだい?サン姫さまは」 ブラックの問い掛けに、サンの表情が少し沈んでしまう。 それを見たヒトが、代弁した。 「あちらの方の、小さな国から・・・。今は、フロワロに沈んでしまいましたが。」 「!? ちょっとまて!? オレもその国から来たぞ!?」 ブラックの発言に耳を疑った二人。だが、王の名を知っているようなので、嘘では無いらしい。 「まさか・・・、あの噂は本当だったのか・・・」 彼の話によると、町の人々には、サンとサンの母のことは、一切知られていないらしい。 「でも、ときどき聞いたんだ。『王には、けがらわしいルシェの愛人がいる』って・・・。」 その一言が、サンの心にショックを与えてしまい、さらに表情が暗くなる。 「・・・あなた、喧嘩売っているんですか?姫様を傷つけるようなら、容赦無く切ります。」 ヒトが殺気を、ブラックに向けた。 「ま、待てよ!確かにそんな噂は聞いたが、オレはルシェを嫌ってたりなんてして無い!むしろ好きだ!」 はぁ?、とヒトがうろたえる中、ブラックは主張を続ける。 「可愛いよな、ケモミミ。もふもふしてぇー。」 ビクッ、とサンが軽く硬直する。 「という訳で、仲直りしてくれないかなー、なんて・・・」 「・・・うん。許してあげる。」 「マジか!?やったー!」 嬉しそうなブラックをしり目に、ヒトがサンに耳打ちをする。 「・・・良いんですか?許して・・・。」 「悪い人じゃ無さそうだし。」 「・・・そう、ですね。」 この後、彼ら三人はギルドを立ち上げる事になるのは、また別のお話。 ← 旅の始まり
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/24.html
パーティスキル 非戦闘時にのみ使うことができるスキル。スキルには使用回数が定められており、 使用回数を回復するにはマイルームで休息を取るか、都庁改修によって解放される大浴場を利用する必要がある。 Lv表記のあるスキルはより高いLvのスキルを入手することでLvが上書きされる。 そのため、同種のスキルをLv別に使用することはできず、使用回数はLv毎の上限に留まる。 EXPボーナス、SPボーナスの効果は次のエンカウント時のみで、逃走した場合は効果を失う。 ただし、休息をしても効果は失われないため、休息前に使っておくと効果を残したまま使用回数を回復させることができる。 EXブースターはスキルの使用と休息を繰り返すことで全員のEXゲージを回復できる。 無論、ボスとの戦闘前に一度ムラクモ本部へ戻れば全員フルゲージの状態でボスに挑むことができるようになる。 可能な限り早く改装し、使用できるようにしておくのが望ましい。 スキル名称 効果/回数 備考 キラーズアトラクト エンカウントする ∞ 居住フロアB改修報酬 ステルスLv1 一定距離の間、敵に遭遇しにくくなる 3 居住フロアA改修後、ナガレの妻から ステルスLv2 一定距離の間、敵に遭遇しない 3 居住フロアC改修報酬 ステルスLv3 一定距離の間、敵に遭遇しない 5 居住フロアD改修報酬 イグジット ダンジョンを脱出 1 クエスト:はぐれた彼女を探して 報酬 応急手当・小 味方単体のLIFEを50回復する 9 CHAPTER1.0 ガトウから(イベント) 応急手当・中 味方単体のLIFEを100回復する 9 クエスト:薬の材料が足りません 報酬 応急手当・大 味方単体のLIFEを150回復する 9 クエスト:新型感染症に注意! 報酬 蘇生テクニックLv1 味方単体をLIFE30で復活させる 3 地下シェルター、3Dz集めたあと開発班から 蘇生テクニックLv2 味方単体をLIFE100で復活させる 3 居住フロアE改修報酬 ごゆるりと・・・ 味方全員のLIFEとMANAを50%回復する 1 大浴場改修報酬 EXブースター 味方単体のエグゾーストゲージを全回復する 1 スカイラウンジ改修報酬 EXPボーナス 次のバトルで獲得できるEXPが1.3倍になる 1 5章 10班の部屋 SPボーナス 次のバトルで獲得できるSPが1.5倍になる 1 クエスト:カルト教団からの奪還2